2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
中華カブ50/110(AA04・JA10)の修理入庫があり、前回の記事で、まずは、ウィンカーユニットを外し、さらにヘッドライトを外し、さらに、ハンドルアッパーカバーを外した。
いずれの過去のレクチャー記事はこちらだ。
この3度のレクチャーを経て、やっとこさ、フロントブレーキレバーが露出しました。
なんちゅー茨の道なんや。
いずれにしても、こうした構造上の欠陥とゆーのは、往々にしてあるモノで、これまでにも原付整備をしている上で、なんでココがこーなってるんや!
ってことは多々経験があります。
どーしても性格的に合理主義ということもあり、最短コースでメンテナンスする上で、その邪魔となるモノがあるとイラっとしますし、仕事って早くやらないと意味が無いと、これまでの人生の先輩には教えられました。
むしろ、すべての車両において、仕事を早く遂行できるような作りには、一切なっていませんし、だからこそ、それを見つけ出すのがメンテナンスの楽しみでもあります。
これ、料理に置き換えれば「料理研究家」と言うわけですから、「原付メンテ研究家」とでも名乗りましょーかね。w
ま、それは冗談ですが、常に、ユーザーが取っ掛かりしやすいよーに、メンテの最短コースで攻めていますので、ぜひ今後も参考にして行ってやって下さい。
あ、この作業、50cc版のAA04だけじゃなく、110cc版のJA10にも対応します。
結局のところ、何をやってみるか!とゆーと、フロントブレーキレバーがコケた拍子に、ポキン!って折れちゃったわけです。
これを交換しなくちゃならんのです。
そのために、作業を進めて参りましたが、今回は、その佳境です。
まず、フロントブレーキのケーブル調整ネジを反時計回りに緩め外しちゃいます。
特にこれ、工具は不要なんですが、もし力が足りないユーザーは、14mmレンチを使って下さい。
レバー側に戻り、真上から留まるプラスなんだかマイナスなんだかわからない十字のネジを反時計回りに緩めます。
どっちみち、共締めになっているので、まずは緩めるだけでイイです。
下から見ると、10mmナットで共締めになっているので、スパナで抑えながら作業を進めて下さい。
レバーの取り付けネジ形状はこんな感じで、かなり特殊なネジとなりますので、絶対に無くさないようにしましょうね。
ケーブルの末端である、ガン玉部分を軸にして、こうして回転させながら、レバーの切り込み部分にガン玉部分を滑らせて外します。
レバーの切り込み部分とケーブルガン玉の形状を画像でよーく見て確認しましょー。
レバーを外したら、新品と交換して完了です。
外したホルダー側ですが、→の部分に注油しておくと、今後もスコスコっとキモチのイイブレーキフィーリングでいられます。
注油するのは、ちょっと粘度のあるスプレーグリスみたいなやつの方がイイですね。
どうでしたかね?
ようやっとレバー交換できたわけですが、もちろんムリしてギチギチの作業をすることで、ショートカットも出来なくは無いですが、今回はしっかり手順を踏んでみました。
手順どおりを知ることで、次はもっと時短でやろーと思うわけですから、まずは正当な方法をやってみるのもイイと思います。
大変な作業でしたが、実践したユーザーさんに、ちょっとだけなにかを得て頂ければ、それでイイと思っています。
ではでは。
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