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先日入庫していた車種はアクシスZ(SED7J)ですが、最近、若干加速が悪いという案件でしたので、今回駆動系をチェックすることにしました。
乗った感覚では、それほど経たりは感じませんし、加速も悪くないのですが、ご本人がそう感じるということは、なにかあるんだろーな と作業遂行。
こういう時は間違い探しの目で、なにがおかしーのか を見つけなければなりません。
ま、その過程でバラすクランクケースカバーの外し方を、今回レクチャーします。
画像多いので淡々と進めます。
パーツリストを見てみましょう。
クランクケースカバーだけでも、かなりのパーツ点数ですね。
どれもこれも役割があると思うと、まー メーカーも大変だなー とは思いますね。
アクシスZは、前期型をSED7J型、後期型をSEJ6J型 となりますが、駆動系はほぼ同一です。
まず、クランクケースカバーのカバーを外します。
このクランクケースカバーの金属に樹脂カバーを付けるこの方式?無駄だからやめてくれ!と、切実に思ってるんですけどね。
エスディーなんとかを重視するなら、こんなん、今すぐやめれ。
ムダに多い#3プラスネジ5本、それと、奥まったところに留まる10mmネジを外します。
なんとか工具が入るかな とゆー感じ。
長いネジなんです。
樹脂カバーを留めるネジは、ゴムパッキンが付いた特殊なやつです。
これで樹脂カバーが離脱できます。
裏を見ると、スポンジが付いていますね。
クランクケース内の駆動系パーツの汚れって、ほとんどがベルトカスなんですが、このゴムカスを、回転フィンにより対流をお越し、このエレメントでキャッチしようという方式です。
熱逃がしの意味もあります。
この汚れ方を見ると、定期的に掃除は必要ですね。
ガソリンや灯油で揉むか、エアーガンで吹き飛ばすのもイイでしょう。
次に、いよいよクランクケースカバーを留める8mmネジ8本を外します。
まんずー とにかくネジの本数が多いよね、ヤマハは。
ホンダならあと2本は間引きしているんじゃないかな。
さて、ここで問題が。
エアクリーナーカバーとの絡みがあるんですよね、この部分。
ダクトを差し込んであるだけなんですが、厄介ですね。
前回やったエアクリーナーメンテナンスと同じ手順で、ボックスカバーを外します。
この時に、クランクケースにハマっているダクトを引っこ抜きます。
エアクリカバーの外し方によってはこうしてダクトだけ残ってしまう時もあります。
こうして引っこ抜いて、エアクリカバー側に装着しておくとイイでしょう。
これでやっとクランクケースカバーを外すことが出来ます。
おそらくゴムパッキンがへばり付いているはずなので、プラハンで引っ叩いてアクションしながら外します。
これで離脱できます。
ゴムパッキンに亀裂や伸びなどが無いか確認したり、汚れがひどかったら掃除しておきましょう。
なんか、ケース外すだけでも、かなり画像点数が多くなりましたので、この後、駆動系パーツを外すのは、次回にしましょう。
ま、それだけ面倒が多いということになるでしょうね。
原付二種も、この辺り、もう少しスッキリした作りにしないと、ユーザー離れに繋がるでしょうね。
そもそも修理屋がやりやすいバイクは、ユーザーが乗っていても困らない車種であるわけです。
そのぐらいの方程式、わかってよ、メーカーさん。
もっと単純にせよ。
ではでは。
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