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まず、センタースタンドという名称の部位がわかりますでしょうか?
スタンドは、車体を立たせるために必ず装着されている装備なのですが、自転車のスタンドは後輪位置にあります。
バイクの場合はエンジン下部に付いています。
センター位置にあるために、センタースタンドと言うのですが、その対義語として、サイドスタンドというモノがあります。
サイドスタンドは両輪が設置している状態で、斜めに車体を置くことができる便利装備であるのですが、多くの原付バイクで、このサイドスタンドはオプションになっています。
標準装備されているのは、片輪を浮かせることのできるセンタースタンドになります。
このセンタースタンドがなにかの衝撃を受けて、曲がってしまい、車体が直立して立たせることができなくなることがあります。
その場合、どこも破損箇所が無いのに、なぜか車体が直立しない・・・と不思議でお電話がある時があります。
そのケースの多くは破損ではなく、衝撃による屈折です。
今回は、曲がってしまったセンタースタンドを交換せずに、修正という手段を使い、元通りに戻す裏技的なメンテナンス方法を伝授したいと思います。
まずは、車体を立てた時の状態を確認してみよー。
今回の個体はライブディオ(AF34)であるが、正面から見てこう斜めってる状況だと、強風などで倒れてしまう。
スタンドを見てみよう。
わかりますか?
スタンドの足部分が曲がっており、地面から浮いてしまっているわけですね。
これを、鉄バイプを使って直します。
この単管パイプを持っているか?とゆーのが問題なのですが、いろいろ試しましたが、一人で作業をする場合は、この単管パイプ1mは絶対に必要な強度であり長さと判断しました。
ハンドルを左手で持ち車体を支えながら、センタースタンドのこの部分から単管パイプを差し込みます。
こんな状況を作ります。
左足でステップ辺りを抑えながら、単管パイプを進行方向に曲げる!
くっ!くっ!くっ!
と3回ぐらいでしょうかね?
鉄が曲がってる感触があれば、一度確認してみるのがイイでしょう。
曲げ過ぎてしまうと、今度はてこの原理が効かなくので、とてもセンタースタンドを掛けるのが重たくなります。
スタンドの足の内側が、ぴったりと地面に接地するよーになりましたね。
画像のよーに、緩やかに外側が地面より上がっているのが理想です。
車体を立ててみると、どーっすか!
真正面から見ても、しっかり垂直に直立していますね。
これが正常状態であり、パーツ交換なしで復活させることができました。
単管パイプが無い!ってユーザーも居るでしょーが、ハンマーで叩いたりして曲がるよーなやわな強度ではありませんので、ぜひ、単管パイプを1本買うか、どっか建築業者の知り合いに借りて来るか? なんとか用意してやってみて下さい。
まれに、この修正によりスタンドがポキン!って折れる場合があります。
特にスズキ車なんですが、そうした場合は、もう諦めて、パーツ交換のステップに進んで下さい。
ではでは。
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