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今回はリード50/90(AF20/HF05)のメンテナンスをやってみましょー。
懐かしい!
って声が聞こえて来そうですが、ガッチャには意外と入庫が今もあります。
なぜなら、やたらと丈夫なんです、このエンジン。
いわゆる2スト縦型エンジンなのですが、今の主流はメットインスペースを広く取るために、エンジンを横型シリンダーにしています。
横にピストンが動くと重力の影響があり、下の方が擦りやすくなるため、焼き付きやすくなるんです。
縦型の場合、重力の影響を受けないってのは、必然的に理解できすよね。
しかもこのホンダの縦型エンジンは、オイル切らして10km走って帰って来れた なんて伝説もあるぐらい、頑強なエンジンで、今でも現役バリバリで走り回ることができるのも、うなづけますね。
そして、今回は、放置パックでの入庫なので、エアクリーナー取外しとキャブレター洗浄がしたいので、まずは、サイドモールカバーを外してみたいと思っています。
多少のコツが必要になる作業なので、ステップを踏んでやってみましょうね。
まずは、テールモールカバーを外すのがベストで、これは、前回やった記事の中で、テールレンズの脱着法でやりましたが、復習してみましょう。
テールランプ・レンズに被るようにテールモールが付いている。
これを外すために、#2プラスビスを2本外す。
これで小さなテールモールカバーが外れました。
ここからスタートです。
脇から見て、テールフェンダー部と留まるアンカークリップを外します。
プラスドライバーで反時計回りに回すと、少し浮いて来るので、一挙にクリップを外すことができます。
こんなタイプのクリップを使っています。
仕掛け、理解できますかね?
この状態で穴に入れ込んで、プラス部分を押し込めば、装着完了という仕組みです。
次に、ステップマットを剥がします。
すると、#2プラスビスが出てきますので、これを外します。
さらにマットを剥がすと、タンデムステップを留める#2プラスビスがあります。
さらに、タンデムステップ前方もマットを剥がすと#2プラスビスが留まっています。
それぞれを外して下さい。
タンデムステップとマットをまとめて剥がしちゃいます。
すると、横からハマるサイドモールに対して、上からアンカークリップが留まっています。
これを先程と同じ手順で外します。
真横、つまり手前に引くイメージで外し込みます。
テール部もフェンダーをかわします。
あとは、後ろに引く力を使って、外します。
ツメの形状を確認して、力を入れてみて下さい。
これで外れましたー。
エアクリーナーの取り付けビスも全て露出しましたし、キャブも丸見えになりましたね。
駆動系のバラし時も、この作業は必須かと思います。
ではでは。
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