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【マニュアル】5万kmが交換時期か!?ビジネスで活躍のギア4スト(UA07J・UA08J)の燃料ポンプ交換法
ギア4ストは、いろんな仕事で使われています。
ガッチャでも、業務保守契約を行っている営業所さんも数軒あり、その酷使具合はハンパではありません。
その中の車両でちょうど5万kmぐらい走ると、不具合が出て来る燃料ポンプ異常があります。
ガソリンを吸い上げなくなってしまうんですよね~
放置したヤマハ車には特に多い事例なんですが、毎日使うような配達系バイクでも、やっぱりなったしまうようです。
ただ、5万kmでやっとこさ出る故障であれば、許せますよね。
許せるけど、他のサスペンションやエンジン圧縮、ベアリング、ブッシュ類が当然、へたって来ているので、経営者にとっては交換コストは悩ましい部分ですよね~
そこで、そんな時の社内整備に使える燃料ポンプ交換法をちょっとやってみたいと思います。
燃料ポンプは消耗品ではありません。
なので、メーカー部品代も安くはなく、新品交換する場合は、3万円~は覚悟が要ります。
ただし、これはバイク屋に頼む場合の話し。
これを自身でDIY交換すればパーツ代のみで済むので、ランニングコストも助かるというわけですね。
まず、パーツリストを確認してみましょー。
さて、まずは、シートオープンですね。
燃料キャップを開けます。
タンクのゴムカバーを取り外します。
ドレンホースが繋がっているはずなので、ぺろんとめくる程度で大丈夫です。
これが燃料ポンプになりますので、燃料ポンプ自体のコネクターとフューエルセンサーのコネクターを取り外します。
ツメを押して引くと外れます。
外れにくい場合はラスペネを拭いてやってみましょう。
次に噴射ホースです。
メーカーパーツ正式名称は、ホース、フューエル とわけのわからん名称ですね。
噴射ホースコネクターの抜け防止カバー、乳白色の樹脂カバーをツメを意識して取り外します。
両側にツメが引っ掛かってるので、これを握りながら引っこ抜きます。
多少握力は要りますが、絶対工具などは使わないよーに。
もし、ツメが折れたらお終いなので。
ただ、このツメ、劣化が進むと絶対折れるだろーね。
この時に多少ガソリンが漏れますので注意してくださいね。
4箇所3.5mm六角レンチを使い、反時計回りで緩め、外します。
意外と短いネジなので、ちっこいこともあるのでなくさないように。
あとはポンプアセンブリを引き上げます。
当然、ガソリンがじゃばじゃばと出ますので細心の注意を払って作業してください。
鉄工具を使っていてちょっとした静電気で引火して大火傷を負った同業者を知っていますんで。
ポンプアセンブリには、ゴムパッキンが付いており、密着性を保つため、タンク表面との接点が大切です。
こうしてボロキレを使って表面をキレイにしておきましょう。
はい、これで完了です。
あとは新品のポンプをセットするだけです。
ゴムパッキンは交換しろ とメーカーは推奨していますが、二次使用、ぜんぜんOKです。
ほとんど劣化しないゴムパッキンですから。
今回、ガソリンがたんまり入ってる状態でやってしまいましたが、一度、ガソリンをポンプで抜いて空にしてやるのがベストです。
ちょっとそれがめんどーなのでサボってしまいましたが、これを見ている良い子はマネしないでね。
ではでは。
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