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【マニュアル】ディオ&スーパーディオ完全対応!詰まったマフラーの中身を確かめてみた!貴重画像

久々にマフラーが詰まったスーパーディオが入庫し、新品マフラーに交換した案件がございました。

スピードが30km/hぐらいしか出なくなります。

そして、始動性が著しく低下します。

プラグは真っ黒。

アクセルを開けても、回転が上がらず、それを続けていると、マフラー自体が瞬く間に、異常なほど熱くなって行く。

これがマフラー詰まりの症状です。

そもそも、マフラーの排気口に手のひらをあててみて、ぽんぽんぽんと排気する勢いを感じなければ、マフラー詰まりと考えてイイです。

そして、このマフラー詰まりは2サイクルエンジンの場合であり、今、主流の原付は4サイクルエンジンであり、まず、マフラーが詰まるという現象は皆無なので、勘違いしないよーに。

なにが詰まってんねん!とゆーことで、今回、マフラーを外して、そのマフラーを分解というが、壁をぶった切って中身を確認してみました。

今回のマニュアルは、ディオ初期型(AF18)ディオSR(AF25)スーパーディオ(AF27)・スーパーディオSR(AF28)・スーパーディオZX(AF28)・ディオBAJA(AF28)に対応しています。

マフラーが同一パーツということもありますが、構造がほぼ同じなので、対応できます。

他にも、この頃の縦型エンジンでもある、ジョルノ(AF24)やタクト(AF24)も同じなのですが、ま、それは別にやってみたいと思います。

まずは、そのマフラーの外し方からやってみましょー。

あ、それぞれ、メットインボックスを外しておく必要性がありますので、下記を参考にしてください。

・ディオ初期型のメットインボックスの取り外し方

・スーパーディオのメットインボックスの取り外し方

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

ディオ(AF18/25)だと、こちらがマフラーの装着部です。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

こちらがスーパーディオ(AF27/28)のマフラー装着部です。

エンジンほぼ一緒なんで、同じように外せます。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

アップでみますと、2本の10mmナットで留まっています。

これをそれぞれ緩めて行きます。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

工具は、こんなぐらいのオフセットのあるラチェットがベストでしょう。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

まずは奥の長いナットから緩めて行きます。

完全に外さなくてもOKです。

だいぶ袖などが汚れるので、それなりの服でのぞみましょう。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

これぐらい緩めておくだけもOKですし、完全に外してしまってもOKです。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

エンジン躯体に留まる2本の12mmボルトを外します。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

反時計回りで緩みます。

下のボルトは完全に外し、上のボルトはある程度緩ませたら手で回せるぐらいにして、左手でマフラーを抑えながら右手でボルトを外すと、マフラーを落っことすことなく離脱できます。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法
ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

エキパイ部をエンジンとフレームの隙間から抜くように外します。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

これでマフラーが離脱しました。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

ディオ初期型には、こんな楕円の形状をしたマフラーも存在しますが、手順は変わりませんので。

さて、その詰まったマフラーの外壁を切ってみました。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

こんな構造なんですね。

これは裏から外壁を切ってみた画像です。

部屋は3層に分かれ、それぞれに交互にパイプが付いており、それで消音しているのがわかります。

エンジン排気口は、一番お尻の部屋に繋がっており、最終的に排気口は、2個目の部屋に繋がっているわけですね。

ディオ・スーパーディオのマフラー脱着法

んー でも、どこが詰まっていると、ハッキリわかるわけでは無いんですよね。

もちろん、カーボンスラッジは内壁にべっとり付いているのですが、この部屋と部屋を繋ぐ壁自体が導通していないとならないのかも知れませんね。

こりゃ、溶剤に付けたとしても、キレイに取れるわけがありません。

昔、マフラー詰まりが解消する溶剤を騙されて数万円のモノを購入したことがありますが、この構造で、どーして溶剤で取れるという発想になるんだか・・・騙されるほど無知な自分が悪いんだけどね。

やっぱね、故障、トラブル、修理、メンテナンスは、自分でやるに限りますよ。

ビッグモーターじゃないけど、業社なんて、無知なユーザー相手になにやってんのかわかりませんからね。

ウチだけ信用しろとはあえて言いませんが、自分で判断するための知識はしっかり入れておくべきと思います。

自分に降り注ぐ困難は、ALL自分の責任 と思っておくべきです。

少なくとも、わたしはそう思って生きています。

ではでは。

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