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【マニュアル】やって損なし!ヤマハ系4スト原付バイクのオイル交換のコツ教えます
さて、今回はメンテナンスマニュアルです。
これらヤマハの水冷4スト原付バイクのオイル交換方法を今回やってみたいと思います。
ジョグは、4サイクルになってから、マイナーチェンジを数回行っており、型式が、SA36J→SA55J→SA57J とチェンジしています。
ビーノも同様に、SA26J→SA37J→SA54J→SA59Jと変更しています。
VOXは、SA31J→SA52Jと変更。
その型式チェンジは、いずれも排ガス規制による、排出ガスに対応した変更で、機能的な追加などは、ほぼありません。
整備方法も、すべての型式に共通して行えますので、今回のオイル交換法も、同様に活用できると思います。
その他にも、ZR(SA39J・SA56J・SA58J)ジョグデラックス(SA39J・SA56J)ジョグプチ(SA36J・SA55J)なども、すべて同じです。
さて、立ち位置ですが、マフラー側に立ちましょう。
マフラーエキパイの下側を覗き込むように見ます。
つまり、エンジン下部ですね。
目視すると、この大きな?19mmネジがオイルドレンボルトです。
なんでこんなに大きいか?というと、手で回しやすいようになっているのではないか?という予想です。
めっちゃ固くしまる傾向にあるドレンボルトなので、これぐらい長いアームが付いているレンチだとすんなり回ります。
と言っても、こんな工具は高価なので、なるべくアームが長いメガネレンチなどを用意して下さい。
反時計回りですが、下向きネジのため反対目線になるので、上方向から見ると逆方向になりますね。
これ、間違えやすいので、十分に確認してからやって下さい。
ネジ切ったら大枚が飛びますよ。
これでオイルが飛び出します。
どうしても、ヤマハのオイル交換は手が汚れます。
なので、ドレンボルトを外した瞬間にあたふたするので、画像がありません。チーン。
この大きなドレンボルトが悪いんだと思う。
ちなみに、こんな順番で外れますんで。
このボルトと凹み部分にゴミが溜まるように作ってあります。
外した時には、必ず掃除するようにしましょう。
これがストレーナーです。
が、この網目に引っかかるようなゴミが混入、または、エンジン内部のパーツが粉砕した場合、ほぼ、エンジンは焼き付くと考えて宜しいかと思います。
そういうエンジン内部の作り方になっています、ヤマハは。
まだ出ています。
完全にオイル出が止まったらドレンボルトを締めましょう。
今度は締め込みです。
アームの長さを考慮に入れて、ぎゅっと一度だけ力を入れる感じで締め込んでOKです。
ぎゅ、ぎゅー ってやると締め込み過ぎです。
ま、感覚ですね。
オイル補給口は、ここです。
この補給口は、ゲージも伴っています。
反時計回りで緩め、外してみましょう。
780cm3って記載がありますよね?
ほんとのほんとは、こちらの立方センチメートル表記の方が正しいんです。
でも、普通、オイルって、○○L リットル表記で売られているので、めんどくさいことになっています。
とどのつまり、780cm3=780ml(ミリリットル)と同じ量になります。
オイルを注ぎます。
このオイルなんですが、ガッチャでは、冬は0W-40、夏は5W-40というモノを使っています。
始動性を良好にして、かつ、熱ダレも防げるというモノなのですが、まともに買ったらとんでもなく高価です。
ガッチャでは外車屋さんに業務卸しさせて頂いており、普通は原付には使わないのですが、一度使ったら、もうこの調子の良さには感動モノで、戻れなくなったという経緯です。
ギリギリ、10W-40でも、始動性の良さは体感できるんではないかと思います。
オイルを入れ終わったら、ゲージを挿して、この矢印の辺りまでオイルが付いていればOK。
量は、だいたいでイイです。
前後してもかまいません。
あ、ゲージを挿す時は、ねじ込んではイケません。
あくまで挿すだけで測るのが正しい方法です。
ではでは。
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