2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
今回、入庫したスペイシー100(JF13)ですが、リアタイヤのパンクをしておりました。
そもそもパンクだけであれば、ガッチャの出張タイヤ交換でこと足りる修理です。
しかし、今回は電装系のメンテナンスもあったので、工場にお引き上げの上、修理という流れになりました。
いろんな抱合せケースがあり、一概には対応を決められませんので、臨機応変さが求められるのが、この修理サービスとなります。
原付二種としては中国生産になって初めての車種で、うーん、まー、ホンダにしてはそこそこの低品質。
コストダウンし、よくぞここまでの品質で作ったとも言えなくはないですが、ユーザーからすれば納得できないポイントも多いことでしょう。
さて、今回のタイヤ・ホイールを脱着しなければならない作業の流れの中で、必ずやらなければならない作業が、マフラー外しであり、そこからレクチャーしてみようと思います。
スペイシー100は一種類です。
型式はJF13のみで、全車種に対応します。
まずは車体右側に回り込みます。
膝を付いて作業をするため、膝パットなどがあると汚れず怪我せずイイと思います。
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![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/457097994ff529ed798c5e05d2b7e711.jpg)
エキゾーストパイプ部分をチェック。
マフラーの細いパイプ部分を伝って行くと、エンジンヘッドとの接続部に行き着きます。
ライトなどをあててみよう。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/98ac55de5d914f949e9c9b626297e85c.jpg)
これが下から見たエキゾーストパイプの接続部だ。
2本の10mmナットで留まっているので、これを外します。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/a05d42acdb2c33d91f8a341a270a6d4a.jpg)
工具は、ラチェットに5cmぐらいオフセットしたソケットがちょうどイイかな。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/ffdb16d048057cd8f32e7886ce842024.jpg)
反時計回りで緩めます。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/9325dbfbbc8f8e35b24276c97290e522.jpg)
ナットはかなり特殊で、やたらと長い袋ナットになっています。
ただ、締めやすく緩めやすいのも特徴で、ひじょうに作業はしやすい。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/0136110900ac13b42a7a1e339ba0ca94.jpg)
次に脇ボルト、12mmボルトを2本外します。
ただし、1本は完全に外さず手で取れるぐらいに緩めておく。
左手でマフラー自体を支えながら、最後はボルト1本を右手で外すのがコツだ。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/1235797ab0dc92be6ffca7b98996454d.jpg)
ゆっくりとエキパイ部を車体下から抜く。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/0a5afc3e8044cc30b55bfe505da8b8ea.jpg)
これでマフラーが車体から離脱しました。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/d87a7121dd5076a1cab2b0521af0eb90.jpg)
続けてリアホイール外しに取り掛かります。
センターに留まる24mmナットを外す。
これは手レンチではキツイので、インパクトレンチを使うのが良いだろう。
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![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/256cfcc9ea3aaedbb46638bd346729c3.jpg)
ワッシャーとナット。
ナットには緩み止めが付いているタイプだ。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/f986ee5dc07d93aa811cc91269016f62.jpg)
親指でシャフトを押しながらホイールを引っ張り出す感じだ。
もし外れにくい場合は、ゆらゆらとアクションを起こしながら外してみよう。
ブレーキドラムが広がっている状態だと外れにくい場合もあるので、ブレーキを緩めるのもアリだ。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/6783757a105d89fd8337b620e8b8f46b.jpg)
リアホイールが外れました。
![スペイシー100のマフラーとRホイール外し](https://gat-cha.com/wp-content/uploads/2023/06/0b4adc9609137e66044474eb0b1ae397.jpg)
外したついでにリアブレーキシューの摩耗確認もやってしまおう。
もし、減っているようであれば、このままにしてシューを用意して、交換するのもイイだろう。
リアブレーキシューは、カブ110やリード110、ジャイロなんかと同一パーツとなるので、比較的、どの量販店でも置いてあるはずだ。
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この後、タイヤ交換を行ったのだが、ま、そこは省略しました。
いかがだっただろーか?
やはり問題はリアホイールのセンターナット外しだろう。
正直、この作業はインパクトレンチが必須であり、ユーザーが行うDIY作業だとしても手に入れて欲しい工具である。
他の手動工具なんか、あんまり必要を感じないのだが、イイブランドのソケットレンチなんか買うんだったら、電動工具のマキタ、HIKOKI辺りのインパクトドライバーが欲しいところだ。
ではでは。
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