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さて、今回はメンテナンスマニュアルです。
スズキの2スト原付のヴェルデ(CA1MA)。
前回、後期型のボディカバーを行いましたが、今回は初期型のCA1MA型をやってみたいと思います。
ほぼ変わり無いのですが、ユーザーから、やはり型式毎にマニュアル化して頂くと、ありがたいというご意見が多いので、今後は細かく仕分けしてやって行きたいとは極力思っております。
今回の作業は、前回からの流れとなりますが、メットインボックスの外し方からの、ボディカバーの取り外し方法です。
初期型と大きく違う部位となります。
カンタンに言いますと、シート下にガソリン給油口があるか?ないか?の違いです。
シートを開けないとガソリンが入れられないのが初期型CA1MA型。
シートを開けなくても入れれるのが後期型のCA1MB型です。
もうすでにメットインボックスが外れていますので、留まるネジは、このアンダーカバーに留まる#3プラスネジのみ。
左右両脇にあるので、計2本を外します。
あとは、この大きなボディカバーを上方に引っ張ります。
ステップとの接点がガッチリ留まっているので、ガバっと力を入れながら引っ張り上げます。
引き上げると、このシートロックケーブルが繋がっていることになります。
これをケーブル単体で外そうとすると大変なんで、ロックアッシーを外してしまいます。
シートロックがフレームと留まる10mmナットを2本外します。
あとはテールユニットのコネクター3種を取り外します。
テール・後方右ウィンカー・後方左ウィンカーです。
これで離脱することができます。
取り外すとガソリンタンクの形状やら、オイルタンク形状やらが後期型と大きく違うことが理解できると思います。
ちなみに、下が後期型のアングルです。
つまり、フレームからして変更があるという、大幅なマイナーチェンジだったことが伺えますね。
当時、ジョルノやビーノと比較して、人気のレトロポップ系スクーターのハズなのに、売上がまったく伸びず、焦って講じたゴリ押しのマイチェンモデルだったわけです。
結果、焼け石に水で、販売台数は振るわず、すぐに姿を消したという感じでした。
いろいろと事情はあるでしょうが、そもそも二番煎じというメーカー体質が拭えないのは、否めませんね。
ヒットしたトレンドを追っかけてるだけで、スタンダード(定番)にはなり得ない三流メーカーという印象しか、個人的には持っていません。
もう少し堅実なユーザーファーストのバイクづくりをやって頂きたいメーカーではあります。
この原付バイクをイジってると、いつもそんな感想が湧き出てくる今日このごろです。
ではでは。
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