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【マニュアル】初期型メットインタクトのフロントカバーを外す方法を最短ステップで解説!

古いバイクをやりますよー

AF16型のタクトフルマークは、ホンダでメットイン機構が採用された初めての原付です。

シート下にヘルメットが仕舞えるようになった歴史は、ヤマハボクスンが1985年に世界初のメットイン機構を発売し、その2年後の1987年に、このタクトフルマークの登場になります。

同年にはスズキから「アドレス」、ヤマハから「チャンプCX」がメットインを採用して登場しました。

ただし、純粋にシートの真下に広いスペースを設けたのは、もともとホンダが特許を持つことから、ヤマハは少し後方にずらした方式として、スズキはホンダに使用料を支払う形で採用したことで知られています。

今では当たり前になったこのメットイン機構は、おそらく、普及を大前提にホンダが開放特許としたんでしょうね。

ただし、ホンダはセンタータンクレイアウトの特許も取得しており、ステップ下にガソリンタンクを置く方式を取り、ヤマハスズキのテール部に置くタンク方式に比べ、格段に広いメットインスペースを確保したことからも、販売台数を伸ばした要因となりました。

こうして売れに売れたメットインタクトですが、翌年にメットインディオを発売し、スポーティコンパクトなディオ、エレガントミドルなタクトというターゲットの棲み分けにも成功し、順調に販売台数を伸ばしました。

その頃、石を投げればタクトに当たる と言うぐらい、誰しもがタクトとディオを所有しており、一家に2台、3台は当たり前で、この2車種で、相当、街のバイク屋も儲けたはずです。

おそらく、15坪ぐらいのバイク店でも、月に50~100台は売れていたんではないでしょうか?

今と違い、仕切りも安かったはずで、しっかり諸経費やら取ることを考えて、一台5万円の粗利として計算してみましょー。

月250~500万円ですよ? 年間6000万円、新車ですから、右から左なんで、スタッフなんて不要で、ほぼ人件費なし。

そりゃ、その頃に儲けたバイク屋は、修理なんてバカバカしくて出来ないですよね。

つまり、その頃儲けたバイク店が、今、「修理代10万円ぐらい掛かるから新車に買い替えたほうがイイよ!」というあれです。

細かい修理がめんどくせーので、手っ取り早く新車を右から左に流してお金を儲けたいと、いまだに思ってるわけです。

それが、今の二輪業界の崩壊に繋がっているわけです。

消費者からはバイク店の評判が悪いのも、それが原因で、魅力が消費者に伝わらないので、乗る人は激減、消費者はいかにバイク屋に行かないでバイクに乗るかを考えるようになり、ネットフリマが、マーケットの中心になってしまったわけです。

売り手より買い手市場になってしまい、日本市場は飽和状態。

供給過多な状態で、需要がぜんぜん伸びず、海外流出し、程度の良い中古車は無い、魅力が無い、買わない、売れない、無免で乗れる自転車が便利、もっと便利なフル電動自転車、漕がないキックスクーター、免許が要るバイクは淘汰、新道交法を作る、ますます免許不要。

これが、わたしが考える、今の二輪の業界論です。

長い話しをしてしまいました。

この頃のバイクを見ているとどーも、こんな刹那的な話しになってしまうのは、わたしだけでしょうかね。

さて、レクチャーするのは、そんな時代の名車、タクトフルマークのフロントカバー外しなんですが、なにせ昔の画像なので、外すべきネジを撮っているだけで、細かな画像がありません。

まだまだ未熟でしたなー

タクトAF16のFカバー脱着法

なんとっ、珍しいことに、フロントカバーのネジは、フレーム側から出ているタイプなんです。

つまり、正面に出ているのが、ナットとなります。

純正だと、10mmの袋ナットになります。

この画像はただのナットになっていますが、気にしないで下さい。

タクトAF16のFカバー脱着法

インナー側からはビスは留まっていません。

その変わり、フェンダー内部から留まるビスがあります。

タクトAF16のFカバー脱着法

前方、進行方向に向かって#2プラスビスが左右両側で2本留まっています。

これを外します。

これで、外すべきネジ、ビス類は完了。

あとはツメの外し方を解説したいところではありますが、画像撮ってない~

ガバっと外しちゃって下さい、ガバっと。

ではでは。

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