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【マニュアル】アクシスZの大きなメットインボックスを外して電装系メンテナンスに備える!
現在、入庫中の車両から外装パーツ外しの基本中の基本、メットインボックスの外し方をやってみたいと思います。
車種はアクシスZ(SED7J)ですが、今回は電装系トラブルで入庫中。
当初、現場修理をしようかと思っていたのですが、地元川口市のお客様ということもあり、一旦引き上げちゃおうということになりました。
とは言え、入庫バイクもたんまり溜まっていることもあり、1週間近く納車までに掛かってしまって、恐縮です。
原因はサイドスタンドの安全装置に原因があったのですが、いかんとも、ヤマハの電装系トラブルは簡便して欲しいほどですわ。
実は、今回作業するメットインボックス外しは、そうした電装系メンテナンスの基本とも言える作業になります。
それは後ほどわかると思います。
先代のアクシストリートと決定的に違うのは、ウィンカーデザインですかね。
ハンドル廻りはヘッドライトオンリーとしてスッキリさせました。
ただ、フロントカバー内にあるウィンカーは、個人的にはキライ。
狭い日本で乗り回すからには、フロントぶっつくってことは往々にしてあるモノで、ココに保安パーツを配置するのはデザインとしてやっちゃイカんことだと、個人的には思っています。
ふつーでイイのよ、ふつーで。
日本メーカーのものづくりは、機能美を徹底的に追求して頂きたいと切に願います。
さて作業に入りましょう。

まずはシートオープン。
広いですねー 最近のメットイン収納は。
ラケットも入るんじゃね?

真上から見て、底部の2本の10mmネジ、さらに、シートロック部の2本の10mmネジ をそれぞれ外します。

ネジ形状、よーく見るとオフセットが違います。
メッキ処理も違うので、これ間違わないように組み付けて下さい。

これだけじゃ取れないんです。
このバッテリーカバーが引っかかるので、こいつを外すべく、2本のプラス型アンカークリップをは外します。

まずドライバーを反時計回りに回し、ネジ部を浮かせます。





浮いたネジ部辺りを掴んで引っ張ります。

こんな形状になっています。
いわゆるアンカーになっていて、ネジ部を押すことで中で広がる構造になっているわけです。


これでバッテリーカバーが外れました。
このバッテリー交換の際は、このカバーを外す作業を行わなければならないのですが、ま、今回はメットインボックスを外してしまいましょう。







あとは引き上げるだけ。
このバッテリーカバーだけでね、問題の箇所は。
なんでこーしたかね・・・わからん。

外すと広い広いメンテナンス領域が広がります。
すべてが丸見えですね。
リアサスから電装パーツからエンジンヘッド、インジェクション、バッテリー、シートロック付近まで丸裸です。
これはもうボディカバーを外さなくてもかなりのメンテナンスができます。
どうしてもプロはこうした作りを見てしまうのですが、他メーカーもマネして頂きたい部分です。
ではでは。
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