2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
今回はヤマハビーノ(SA10J)が入庫しております。
放置パックでの入庫なのですが、夏休みの時期は溜まりがちで、パーツ待ちだったのですが、やっと揃いましたので作業に取り掛かっています。
作業は、メーターケーブル交換です。
画像点数も多いので早速やってみましょー。
メーターケーブルを交換する場合、前回のマニュアルでやったフロントパネル廻りを外しておく必要性があります。
ヘッドライト廻りをバラしておいてください。
ちなみに、メーターケーブルに関しては、5AUもSA10Jもまったき同じパーツなので、手順も一緒になります。

状態として、完全に外さなくても、こんな風にぶ~らぶら な状態でOKです。
どーせまた取り付けるわけですから、なるべく手間を無くすもイイことです。

まず、メーターが上がらない場合ですが、ほぼほぼ原因はケーブルにあります。
おそらくどっかで断線していると思います。
そこで、ホイールライニング側に挿さるメーターケーブルを外します。
装着は、変な形をした針金で留まっていますので、ラジペンを使って摘んで引っ張り出します。

ちゃんとつまみところがある針金クリップなんですが、まー、これがやりにくいのなんの。
開発したやつを引っ叩きたくなりますんで、ぜひ、挑戦して、同じ気持ちになってみてください。






はい、抜けました。
先端にケーブルが出ていますので、引っ張ってみましょー

ほらね。
途中で切れていました。


この針金クリップは新品ケーブルにも移植して使いますので、取っておいてください。
とにかく無くしやすいパーツなので、ちゃんと保管しておくか、すぐに新品ケーブルの方を引っ掛けておきましょう。

次に、メーター側からケーブルを外します。
取り付けネジが見えますね。

凹んでいてとても指で回せるモノではないので、先程のラジペンを使って反時計回りに緩め外します。
ここも、ひじょーにやりにくい作業になります。
同じく、開発したやつをぶん殴りたくなるので、あしからず。

ラジペンで必死こいて回した後に、やっとこさ外れます。

フォーク側からケーブルアッシーを引っこ抜いて行きます。
ところどころ引っかかるとは思うので、その都度、引っ掛かった部分を確認して送ってあげるとイイでしょう。

これが全体像です。
もし、新品ケーブルが用意されているならば、2つ並べて長さが違いが無いか確認しておくのもイイことです。

さっきの針金クリップを新品ケーブル側にハメて、外した時と同じように、ブレーキライニング側に装着しておきましょう。




ケーブル通しは、まずフェンダー部のこの穴を通して、上に送ります。

次に、ウィンカー辺りのサブフレームの中を通します。

最終的に首廻りを通して、メーターに突き刺し、時計回りでネジ締めして完了です。
最後は、ラジペンでしっかりぎゅっと締め込んでおきましょう。
指回しだと、絶対に後で緩んで外れますので。

確認は、タイヤを浮かして進行方向に勢いよく回します。

すぐにメーターを確認すると10km近くまで回っているのが確認できるはずです。
これで完了です。
いかがでしたか?なかなかめんどっちー作業だったのはないでしょうか?
そーなんです、地味ですが、このビーノのメーターケーブル交換作業、やたらとめんどくさいんです。
いちいちやりにくい構造を抱えているのが原因でやりにくいだけなんですけどね。
開発者がダメダメなんでしょーね。
ではでは。





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