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【マニュアル】割らずに外す!アドレス110(CE47A)のフロントパネルは引き剥がす方向を知ればスムーズに分解できる!
先日、お客様のバイクを直しに行った時の雑談の中でちょっと気になったことがありましたので、ご紹介させて頂きます。
自分で原付イジりをしている時に、外装パーツを割ってしまうと言うお悩みでした。
「よく割らずに外せますよねー?」
っと作業している最中に言われたのが印象的で、ちょっと今回ネタにさせて頂きました。
外装パーツは、ツメが存在していて、このツメのハマっている方向が、経験の中で培われていくんですよね。
それが割らないで外せる理由なんですが、新型車種が出れば、我々もサービスマニュアルを見てメンテするわけじゃないので、恐る恐る、ちょっとのスキマからツメを確認するわけなんです。
どーしてもわからない場合は、下手すっと、配管カメラなんかを使う時もあります。
最近の原付バイクは外装パーツがコスト低で薄っぺらいんで、ほんとーに気を遣います。
今回ご紹介するアドレス110(CE47A)のフロントパネルも、クリアランスがキツめなので、ユーザーさんは苦労するんではないかと思い、レクチャーさせて頂こうと思いました。
3Dプリンターやら、3Dソフト対応の型起こしやらが進み、ぴちっとギチギチにカウリングの組み込みがなされるようになったことで、仕上がりはとてもイイのですが、こと、修理に関してはやりにくい時代になっています。
今回、バッテリー交換をしなくてはならない案件だったのですが、このフロントパネルの外し方は、我々の整備備忘録という部分もあって、ご紹介して行きたいと思っています。
外すのは、ガンメタの部位です。
これをフロントパネルと呼んでいます。
フロント正面が2分割されるようなセパレートの場合、フロントカバーはどちらかと言うと、ウィンカーユニットが装着されている方を呼ぶことにしています。
まず、留まるのは、この肩の部分の2本の#2プラスビスのみ。
これを外せばOKです。
スズキの定番ビスですね。
ホンダよりやや長めのタイプ。
次に肝心のツメなんですが、この肩の部分を、まず、両側で浮かせます。
ぴちっとスキマも無いので、少し内装剥がしツールでアクションを起こした方がイイかも知れないですね。
もしお持ちで無い場合は、こんなのが一つあると車イジりの場合も便利ですよ▼
そうしたら、指はココです。
このヘッドライト下辺りにもぐり込ませて下さい。
引き剥がす方向は、進行方向です。
少し勇気を持って、ガバっとやってみて下さい。
裏ヅメはこんな感じになっています。
ツメの♂♀の関係をよーく確認してみて下さい。
パネルが外れるとバッテリーが露出しましたね。
ほぼバッテリー室と言えますね。
次回、バッテリー交換方法をあらためてやってみますんで。
メインキー交換の際にも役立つ作業となりますので、電装系トラブルの際は、参考にしてみて下さい。
ではでは。
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