コンパクトスクーターの代名詞でもあるレッツ4ですが、やはり、おばちゃんたちに人気です。
大きなカゴを前と後ろにくっつけて、スーパーに所狭しと並んでいるのを見ると、やっぱり乗りやすいんだなー と思います。
わたしは常々ユーザー目線で考えることが大事と思っており、いつも、ユーザーが原チャリをどう利用しているかは、観察しているようにしています。
どこが使いにくそうなのか、どうしてそこが壊れやすいのか、よーく見て考えればわかることです。
修理屋がそんなことしてたって仕方ねーじゃん と思うかも知れませんが、作り手に対して、「おまえらアホかっ!」と声を大にして言いたいので、常日頃、しっかり勉強しています。w
ちょっと論点がズレているのは否めませんが、人ってそんなもんでしょ。
話しを元に戻すと、おばちゃんたちが乗る原チャリですが、メンテが行き届いておりません!
もっとバイク屋に通うか、売ったバイク屋が気にかけてあげないとイカんですね。
特にテール球やウィンカー点滅がおかしーのが気になります。
意外と無頓着な、ウィンカー球+テール球の交換法を、レッツ4シリーズでやってみたいと思います。


それぞれのウィンカーレンズ、テールレンズのハメ込み時に、ゴムパッキンがあるのがわかりますね。
これは防水目的に絶対必要なので、忘れて付け忘れなどに注意しましょう。
それと、意外とシビアなのが、ウィンカー球のワット数です。
12V16W とありますが、これを守らないとリレーがうまく動きません。
つまり、点滅間隔がおかしくなったり、ハイフラになったり、点灯しかしなくなったりします。
必ず、元々装着されていたワット数を目視で調べ、同じワット数を購入して付けるようにしましょう。
まずはフロントのウィンカー球からやりますが、これは前回の記事でフロントカバーを外しているので、そちらを参考にしてください。

ウィンカーは、レッグシールド内に内蔵されています。
ソケットを確認し、反時計回りで緩め外します。
左右とも同じ要領です。

握りやすいように羽が付いています。

ソケットには、ウェッジ球という差し込み式の電球が使用されています。

引っこ抜くだけで取り外しが出来るタイプです。
12V16W です。

定格:12V16W
ガラス球:T16
口金:ウェッジ(W2.1×9.5d)
種別:W16W
ネットでも入手可能です。





次に、テールです。
テールレンズに、2本の#2プラスビスがありますので、これを外します。

こちらがビス形状です。

レンズを手前に引いて外します。
あまりマイナスドライバーなどでこじると、パキって割れちゃいますので、可能な限り手と指でやりましょう。

テールレンズは2ピース構造です。
下部にはナンバー灯用のクリヤーレンズが組み込まれていますんで。

電球の外し方ですが、押しながら反時計回りで半回転緩めると、外れます。

2個の端子が見えますよね。
つまり、テールとブレーキランプと両方光る構造が、W(ダブル)球と言います。
12V18/5W という電球で、18W側がブレーキランプで、5W側がテール球という意味です。

定格:12V18/5W
ガラス球:S25
口金:BAY15d(つばなし違いピン) 二線
こちらもカンタンにネットで購入できます。





あとはウィンカーレンズを外します。
こちらはビス留めされていないので、引っ張れば外れます。

一応ツメが2箇所ありますが、あまり効いていませんので、すんなり外れるはずです。

ウィンカー球は、フロントと一緒です。
12V16W のウェッジ球で、外す時は引っ張るだけ、付ける時は押してハメ入れるだけです。
さ、いかがだったのでしょうか?
自分でやる電球交換方法。
なんかDIYメンテ向きな作業で、今後は自分で自分の危険を回避するのはマストかと思います。
ぜひやってみてください。
ではでは。




