コロナ禍以降、原二の活用頻度が上がっているという統計がありまして、その資料を探したのですが、どっか行っちゃって見つかりませんでした。
データが無いと信憑性に欠けるとは思うんですが、実感はしています。
これまで最寄り駅まで使っていた原付一種→会社近隣まで行くために原付二種に買い替えする需要が増えています。
また、駅までバス利用をしていたが、原付に替えたというケースもあるでしょう。
これは、コロナで在宅勤務になり、これまでのルーティーンを脱し冷静に考え、満員電車よりも、危険と天候に弱いリスクを取ってでも、パーソナルスペースが確保される、自身で運転するバイクという乗り物を選んだということでしょうね。
その時の大半のサラリーマンの答えが原付二種を購入し、会社まで行くスタイルだったということでしょう。
とは言え、都内のバイク駐輪場はぜんぜん足りず、乗りたくても乗れない現状があり、普及には影響を与えなかったってのが実情です。
もっとバイクが増えれば渋滞が減るんだけどね。
ま、バイクは普及すればしただけ交通事故も増えるので、なんとも推せない部分ではあるのですが・・・
そんな中でも最も売れている原付二種がPCX(JF28)です。
クルーザータイプの原二で、いわゆるビッグスクータースタイルを継承したデザインで、JF28型当時はこれ以上のバイクがあるのか!?と思わせたベストセラーバイクです。
そろそろ中古もこなれて来て、不具合も連発、修理依頼もひじょうに多く頂いており、その大半がバッテリー劣化という症状です。
そこでDIY交換でしっかり始動性をアップさせるバッテリー交換法をやります。

過去記事で、JF56以降の型式に対応するバッテリー交換法をやりました。
初期型JF28に関しては、バッテリー型番と方法がちょっと違うので、個別にやってみたいと思います。

シートオープンして、前方のバッテリーカバーを見てください。

センターに留まるアンカークリップがあります。
プラスタイプなので、プラスドライバーを使って反時計回りに緩めると、少々クリップが浮いて来ます。

クリップ外しを使ってこじってクリップを外します。






こんな形状です。


あとはカバーのツマミを握って外します。
すると横に入っているバッテリーが露出します。

ゴムバンドを外します。

たまにバッテリーが劣化して膨れて引き出しにくい場合があります。
その時は端子をプライヤーで掴んで引っ張り出すとイイでしょう。

入っていたバッテリーは TTZ7SL です。
これは台湾YUASAの型番となります。











標準装着はGSYUASA製の YTZ7S となりますが、サイズも容量もまったく一緒です。
ただ、出荷管理が違うということと、台湾YUASAは製造年数が経過しているモノもある。
AMAZONで見る限り、価格の差は3,000円ぐらいであり、そこはそれぞれの判断で決めるのもイイだろう。
ではでは。




