2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
スズキの原付バイクに比べ、ホンダの原付バイクは、オイル交換の際に、しっかりと入ってるであろう量が出て来ることが多いので安心です。
当たり前やろ!
とお思いになるユーザーも多く居るでしょーが、バイク修理業界で日々職務を遂行していると、それが当たり前では無いんです。
とにかく、ユーザーはオイル交換がキライ。
過去の2ストバイクの時代は自宅や現場でセルフでオイルを足せば良かったわけですから、それを知っているユーザーほど、オイル交換ギライはあるようです。
ガソリンスタンドもバイクのオイル交換はやってくれるとことそうでないとことあるし、バイク屋に持ち込むのは、なんかおっちゃん怖そう・・・と女子の意見。
そんな理由もあり、定期的に出張でオイル交換をしに行くケースは、年々増えています。
このテクニカルブログでも、車種別オイル交換の方法レクチャーしているのですが、いかんせん、廃オイル問題がありますしね。
なかなかDIY交換とは行かないようです。
とは言え、こうしてレクチャーブログがあれば、やる気のきっかけになることもあるでしょうから、ムダではないと思っています。
今回のオイル交換は、4スト初期のジョルノクレア(AF54)タイプをやってみたいと思います。
ジョルノクレアは、グレードはあれど、型式は一種類です。
すべてのジョルノクレアにおいて、今回のオイル交換は対応可能です。
必要な工具は、17mmソケットレンチとスパナがあればできます。
それと、ただ交換するだけじゃなく、オイルストレーナーの清掃法もやってみたいと思います。

作業位置は、左側のキックレバー側になります。
この矢印位置辺りを覗き込んで下さい。

リアブレーキケーブルの奥にドレンボルトが見えます。


オイル受けを用意します。
ウチは鍋を使っています。
取手が使いやすいんですよねー

反時計回りに緩め、完全にボルトを外します。

うまく手を汚さないように廃オイルを出してみて下さい。
ドレンボルトには必ずパッキンが付いていますので、無くさないようにしましょう。

そして、ジョルノクレアにはオイルストレーナーも付いているので、これもついでに掃除します。
センタースタンドの前方辺りを覗いて下さい。

同じく17mmボルトらしきモノが見えますよね?
これがストレーナーキャップとなります。

メガネレンチ、またはスパナをかけて、反時計回りで緩め外します。
あらかじめオイルは抜いているので、それほど出て来ることは無いです。

これがストレーナーキャップと本体です。
バネによって緩まないようになっています。
ヤマハのドレンボルトとくりそつですね。

新車時に良く出る、コーキングゴミが詰まっています。
おそらく新車時から一度も掃除をしていない様子です。

ガソリンでキレイに洗い流します。
こんなにキレイになりました。
あとは同じように装着して置きましょう。

反対側に廻り、マフラー付近にあるオイル補給キャップを反時計回りで緩め外します。

キャップはそのままゲージになっています。
差し込んでみて、先端部にオイルが付けばOKな量ってことです。

オイル量は0.6Lです。
ガッチャでは、この時期は、5W-40という粘度のオイルを使います。
いつも全開走行の原付バイクは、四輪車以上に良いオイルを使うことをオススメ致します。
なにせ量が少ないので、オイルぐらい奢ってあげましょーね。









あとはオイルを補給して、先程のゲージで、最終的に量を確認しましょう。
そして廃オイルの処分法ですが、どっか行きつけのガソリンスタンドで捨てて貰うのがイイと思います。
多少お金は掛かるでしょうが、そのほか、廃オイルグッズなど、意外とイイ商品が無いんですよ。
吸わせるタイプも、環境を考えた場合、ゴミ問題としては不適格ですしね。
スタンドなどの廃オイルは、ストーブ利用や再利用化されていますので、それが一番の方法かと思っています。
ではでは。
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