さて、今回はメンテナンスマニュアルです。
箱型ボディに水冷エンジンを積んだヤマハのVOX(SA31J)だが、その箱型ボディの外装外しとして、前回、センターカバーの取り外し方法をやった。
これは、今回行う、ボディカバー外しの前作業となる。
さらにボディカバーを外すことにより、エアクリーナーメンテナンスも行うことができるので、DIYメンテナンスには必須作業となるだろう。

後期型にSA52Jという型式があるが、排ガス規制クリヤーの型式チェンジバージョンも存在する。
どちらにおいても外装の取り外し方法は同一だ。
前回までで、こんな状態になっているはずだ。

エアクリーナーメンテに進むためのステップとなるので、今回は、ボディカバー左側を外す方法をやってみたいと思う。

この部分に目を凝らすと、小さいアンカークリップが留まっている。
真ん中のぽっちをプッシュすることにより、フリーになるタイプだ。

こんな感じになって取れるはずだ。

次にシートオープンした状態にしておく。

テール部に、テールアッシーを留めるプラスビスの前方に、もう一個#2プラスビスがあるので、こちらを外す。

次にメットイン内に脇から留まる#2プラスビスがあるので、これを外す。
ワッシャーが噛んでいるので、紛失に気をつけて。

次は、ナンバーの斜め上辺りにプッシュクリップがひとつ。

さらに見上げるようにするともうひとつ#2プラスビスが留まっている。
なかなか気づきにくいので、忘れないように。

VOXというエンブレムがある辺りを手前に引っ張る。

ちょうどこの辺りに押し込み型のポッチがあります。
位置がわかっていれば、楽に外すことができます。

あとは全体的にバカっと外れるはずだ。

ボディカバーが外れると、エアクリーナーが丸見えになる。
さらにシートキー交換の際や、駆動系をイジる際にもボディカバーは外すのは必須作業となるだろう。
大きなカバーだったが、意外とすんなり取れるところがヤマハっぽいですね。
てきとーな組み込みで楽ちんです。
ではでは。







