アメリカン風スクーターの代名詞と言えば、ジョーカー50/90(AF42/HF09)です。
品質は単車のモノを使い、クオリティが高く、いまだにキレイに乗っているユーザーも多く見かけます。
大事に乗ってるんだなー と思わせるほど、メッキパーツを磨きあげてる個体もあります。
これが4ストエンジンだと、さらにイイんでしょーけどね。
ズーマーエンジンなら、ハーネス加工してなんとか乗りそうですけどね。
または、スペイシー100辺りのエンジンだと空冷でもっとカンタンに載りそうな感じはします。
時間があればやってみたいですけどね。
さて、そんなジョーカー50/90ですが、今回、あの存在感たっぷりなフロントカバーを外してみたいと思います。

フロントカバーの正式名称は、「カバーセット、フロント」とあり、カラーリング別に型番が別れています。
64300-GCK-000◯◯
最後のアルファベット◯◯がカラー型番となります。
令和の今は、純正でフロントカバーは出るかな~~ カラーリングによるかも知れませんが、ほぼ生産中止だと思っておいた方がイイでしょう。

まずは正面の#3プラスネジを外します。

ネジ形状はトラスタイプです。
ステンレスネジなので、錆びで固まってしまった場合、無理くり力で緩めると、ポキン!と折れますので注意ください。

インナー側の4本の#2プラスビスを外します。

ビス形状です。

次にフェンダー内側を覗き込みます。
アンダーカバーとの接点で、アンカークリップが留まっていますので、これをプッシュしてフリーにします。

フリーになったら、内装外しで外します。
これ、左右にありますので合計2箇所です。

このタイプのクリップです。

あとはサイドモールとの接点の#2プラスネジを外します。
やはり左右外します。

ネジは、M5の鍋タイプです。


あとは、カバーを前方方向に引き剥がします。
いくつかツメがありますので、意識しながら外しましょう。

首の部分でのインナー側との接点です。
メッキ部に大きなツメがあるので、これをしっかりかわしてから剥がします。

首部分が剥がれたら、もうあとはカンタンです。

コツは、フェンダーを避けるように真っ直ぐに抜いてくること。
斜めや手前に引くのではなく、上方向に持ち上げながらすっと抜くのがコツです。

ちなみに、フロントカバーに装着されている、メッキの装飾パーツを外すには、裏からビス留めされています。
首の襟部分は、カバーとナットで共締めされていますんで。






これでフロントカバーが完全離脱しました。
中は意外とガランとしているのがわかります。
ウィンカーリレーやCDI、ホーンやメインスイッチ、各ケーブルなど詰まってはいるものの、中は余裕が感じられますね。
一度、水洗いして清潔にしておきましょう。
ではでは。




