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【マニュアル】ビーノ4がエンストする原因のキャブレターを分解洗浄してみる
今回はメンテナンスマニュアルです
このビーノ(SA26J)のその、キャブレターのメンテナンスを進めてみたいと思っています。
前回、車体からキャブを下ろすところまでやりました。
今回はその下ろしたキャブを分解洗浄するわけですが、ミクニ製のキャブレターということもあり、複雑です。
んー デリケート とも言えます。
少しでもジェットにゴミが付着するだけでも調子を落とすのが特徴的なので、しっかり分解を理解し、洗浄して頂きたいと思います。

まずはスロットルチャンバーを外していきます。
作業工程が多いので駆け足で行きますんで。

まず、上部の2本のプラスネジを外します。

バネがびよよーんって飛び出て来ます。
無くさないように。

もはや、4ストビーノのキャブも経年数もあってヘタっている可能性が大なので、スロットルバルブを外すときは、ゴムを切らないように慎重に外しましょう。

ニードルもキレイに拭き取りましょうね。

チョークカバーを外します。

チョークを留めるアングルネジを外します。

チョークを引っこ抜くのですが、ココもパッキンがへたっている可能性がありますので、ゴムパッキンが切れたら交換しないとなりません。

次にフロートチャンバーを外します。
4本のプラスネジを外します。

外れると、なんだか緑色に腐ってますね。
色は重要じゃないんですが、とにかく、ガソリンが腐るとやたらと臭いニオイが立ち込めます。
洋服や手袋は、一度付くと厄介ですので、むしろ素手で作業を進めた方がイイと思います。

このバネが付いたスロットル開度による、アイドルジェット構造。
正直、意味がわかりません。
なにが重要なのか、なにが正常なのか、ごめんなさい、はっきり言うと勉強不足で、この構造の恩恵が不明です。

ま、とりあえず、動きがイイようなので、放っておきます。

チャンバー部側にマイナスドライバーで外せるジェットがありますよね。
これが、アイドルジェットになります。
アイドリングが安定しないときは、このジェットが詰まっている時です。
アクセルを全開にしないとエンジンが始動しないような時は、ここを疑いましょう。


これまた、不可解な構造。
ジェットがあって、バネがあって、ボールが入ってる。
ひとまず、パーツは無くさないようにして、導通を確かめ、ジェットや穴はしっかり通しておきましょう。

次に、フロートを取るのに、プラスネジを外します。

うっすら緑っぽくなっているので、溶剤をティッシュに浸して10分ぐらいくっつけておくとカンタンに取れるだろう。

これがフロートバルブ。
シルバーの部分よりも、黒いゴム部を重点的にキレイにしておくのがイイだろう。
もちろん、穴の方もキレイにしておこう。

次に、メインジェットを7mmのスパナで外す。

ジェットが取れると、下部にちっこい穴が無数に空いているのがわかりますかね?
このちっこい穴もすべて導通していないと吹け上がりに影響する。
溶剤にぽちょんと漬け込んで、キレイにしておこう。

この乳白色のカバーが、またよくわからない。
スロージェットが被っているのだが、スローがWであるタイプなので、これまた厄介だ。

マイナスドライバーで一方を外す。

これで洗浄すべきパーツは外れた。
フロートチャンバーに溶剤を溜めて、すべてごっそりと漬け込み洗いがイイだろう。
もちろんキャブ躯体もキレイに。

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