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パンクですね。
パンクの種類ですが、大きく分けて3種類あります。
1.なにか刺さって空気が漏る 2.摩耗により繊維が擦り切れて空気が漏る 3.スローパンクにより空気が漏れる
1と2は、ハッキリわかる原因ですが、問題は3のスローパンクという現象です。
カンタンに解説しますと、タイヤゴムの原子より空気の原子のほうが細かいんです。
なので、タイヤの中の空気は必ず減るわけで、ひとつに、そうした構造的なことで空気が漏るということ。
そして、あとはタイヤゴムが固くなれば、柔軟性が失われます。
密着性が悪くなり、ちょっとずつ空気が漏るわけです。
大きなギャップを受けた時に、ホイールが歪み、その凹みからちょっとずる漏ることもあるでしょう。
そうした、スローに空気が漏れ、結果パンクしてまうことをスローパンクと言います。
今回のビーノ4(SA26J)がまさにスローパンク状態です。
ま、タイヤの摩耗もありますが、長いこと、このタイヤとホイールの隙間からちょっとずつ漏っていて、コーナーに差し掛かってタイヤに横方向の圧力が掛かった時に、パコン!ってビートが落ちてしまったわけですね。
このパンクの原因は、摩耗ではなく、スローパンクです。
タイヤ交換もありますので、ついでに、マフラー外しとリアホイールの外し方をレクチャーしてみます。
ま、難しいことはありません。
注意したいポイントは、マフラーを外した時に外れてしまってつけ忘れてしまうガスケットと、ホイールを外した時に、シャフトとホイールの間にハマるワッシャー(#18)の存在。
この #18ワッシャ、プレート というパーツをつけないと、ホイールが回らなくなるので注意だ。
さてまずはマフラーだが、エキパイ部の12mmナットを緩めるのに、こんなぐらいオフセットした瀬ソケットが必要です。
ボケちった。
エキパイナットにしっかりハメて、反時計回りで緩め外します。
逆さで逆回転になるので注意だ。
ナット形状。
サビサビの場合もあるので、舐めには注意だ。
次にクランクケースに留まる12mmボルトを反時計回りで緩め外します。
これでマフラーが離脱します。
ガスケットが取れたのか?取れてないのか? は、しっかり確認しておこう。
次にリアホイールだ。
センターナットは22mmだ。
んー 手工具で回すのはあんまり良くないかなー
インパクトドライバーの18V以上であればトルク的に、ぜんぜん回るので、一個買ってはいかがだろーか。
ナットには緩み止め構造になってるので、余計に固いわけだ。
これでリアホイールが離脱する。
前述したワッシャーの存在をしっかり確認しておこう。
ついでにブレーキシューのチェックだ。
かなり減っていたので、この個体は新品交換してしまった。
ブレーキとタイヤも新品交換して、すっきりだ。
これで当面は足廻りの心配は不要だろう。
工具が必要なため、ちょっとユーザーにはとっつきにくい作業ではあるだろーが、構造だけでも把握しておくとイイと思う。
ではでは。
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