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【マニュアル】2ストタクトの調子が爆上がり▲外装一切外さず点火プラグ交換できる唯一の方法
雪が積もらないイイエリアですね~ 東京埼玉。
そもそも、車移動に適しているのがこのエリアです。
東京はもちろん、電車や公共交通機関の便が良く、車で行けない道はほぼ無いと言ってイイほど、交通網が発達しています。
神奈川は坂も多いし、基本、山を削った整地なんで、道が繋がって無いのがイマイチです。
千葉も幹線道路を外れると田んぼや畑になって並行する道が無かったり、橋が少なく、渋滞が激しいので、イマイチ。
こと、車で走ることを考えると埼玉が一番恵まれています。
並行した抜け道も多く、放射線状、枡の目状、高速降り口と乗り口も多い。
線路も圧倒的に少なく、万年渋滞路はほぼありません。
こうしたこともあり、埼玉に拠点を置くガッチャとしては、ほぼほぼ30分圏内で行ける出張地域で営業が出来るのが、当社にとっても、お客様にとっても嬉しいところでは無いでしょうか。
と、なると、一度お引き上げして工場で修理して、修理完了後にお届けというスタイルの直し方も、苦ではありません。
そうした修理スタイルが、当社サービスナンバー1の放置パックだったりします。
そして、今回入庫している放置バイクが、このタクト(AF24)です。
なかなか最近では見なくなって来た車両なんですが、ベストセラーバイクではあったので、市場には絶対数が多く出回っています。
長らく乗ってらっしゃるユーザーも居れば、なが~~~い間、眠らせてるユーザーもおられます。
走行距離が極端に短く、なが~~~い間放置してしまったお客様からのご依頼なんですが、モノが激しくイイ。
びっくりしました。
そして、今回、放置パックの過程で絶対にやらなければならない作業が、点火プラグ交換なんですが、このタクトは2スト縦型エンジンを搭載しています。
このホンダの縦型エンジンは、タイヤ室近辺にヘッドがあるので、プラグ交換の際に、外装パーツを外さずに交換するための手が入る、ホンダで唯一の車両なんです。
この外装パーツを一切外さずに点火プラグ交換のやり方を、イイ機会なんでやってみたいと思っています。
まず、車体の右側が立ち位置となります。
バイクの右や左ってのは、またいで進行方向に対して右とゆーことになります。
タイヤ室のこの辺りに目を凝らして下さい。
ちょっとゴムカバーをめくると見えるのが、プラグキャップ。
これを上に引っこ抜きます。
プラグキャップが抜けます。
できたら、古いバイクでもありますし、キャップの中にグリスアップしておきましょう。
これが点火プラグ。
目視できますね。
工具は、こんなモノでいかがでしょうか。
セパレートのプラグレンチソケットと、板ラチェが便利かと思います。
プラグに工具をセットして、反時計回りに緩めます。
ある程度緩んだら、あとは手で回して外しましょう。
すると、やっぱり真っ黒な電極ですね。
悪い程度の場合は、電極が溶けてしまっている時もありますんで。
型番は、BR6HSA または、BPR6HSA です。
今回、後者を使います。
新品はこんな感じ。
白いセラミック部分が出っ張っているのが、BPRの特徴です。
実は、この出っ張り分、圧縮比が上がるので、始動性が良くなるとも言われています。
ただ、体感できるモノではないですけどね。
いかがだったでしょーか、外装パーツを一切外さなくてもプラグ交換できる車種があったなんて、今ではちょっと考えられない感じですよね。
作りが複雑になって来ているとゆーことと、メンテナンス性よりもデザイン性が重視されているということが、影響しています。
臭いモノには蓋をする じゃないですが、メカニカル部分を隠そうとする傾向が進んでいますので、今後のバイクメンテは、もっともっと苦労するかも知れませんね。
ではでは。
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