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スクーターの外装パーツを司るのは、樹脂カウルなんですが、この樹脂の種類もいろいろあります。
特に、最近は、カラーリング着色料を樹脂の成形時に初めから練り込んでしまう方式が主流です。
樹脂を成形してから、塗料剤を吹くよりも低コストで済むからです。
ただし、この塗料を吹くことで、強度が増し、ある程度の傷や汚れ、衝撃から守ってくれているところがありました。
それが近年のカラー練り込み樹脂カウルに変わってから、ひじょうに弱くなり、パーツの脱着によりパキっと割れるケースも増えて来ました。
それはツメと凹でパーツを組み込む、ネジを使わない低コスト製法をよるところがあり、このツメのハマる方向、パーツを取る場合に、どの方向に力を入れるか、それを間違うと、すぐに割れたりします。
今回ご紹介するスクーピー(AF55)も同様で、テールカバーやモール部分は、このカラー練り込みパーツが使われています。
レッグシールドは、また、ちょっと違った樹脂素材なので、強度は違ったりします。
まだ、このスクーピーはサイドモール部分などに採用されているだけですが、外装色物パーツにも、どんどん採用されいます。
スズキレッツシリーズ、4ストになってからはひどいもんです。
ちょっとコツンとぶつけると、すぐに割れます。
とは言え、なんか、日本は、このコスト重視の「低品質」とうまく付き合えるよーになって来ましたね。
若い人は、外装の割れや凹んだままの車に乗るのも、なんら抵抗がないようなことを聞きました。
でも、スマホの通信遅延には敏感にうっさい。
見えないモノに対してのお金は惜しまないとゆー、不思議な時代になりました。
んじゃ、今回はスクーピーのサイドモール外し、やっていきます。
ステップ脇、前部に#2プラスビスが1本留まっています。
これを外します。
次に、この3つのパーツが交差する部分、ボディカバーと留まっている#2プラスビスを外します。
クランクケース側から外します。
一度、手前に引く方向にアクションを起こしたら、
そのまま後方に持って行く力で、ツメをかわします。
よーくツメの形状を見て引っ張って下さい。
このツメを折ってしまうユーザーが多いのは、引く力が手前に持って来るからであり、あくまで後ろ方向ね。
ステップにあるツメがハマる凹部分も、ちゃんと確認してね。
これで外れました。
このサイドモールカバーを外したからと言って、なにもメンテナンスが進むわけではないです。
あくまでステップやボディカバーなど、外装パーツ交換の際や、アクセルケーブルやリアブレーキケーブルの交換の場合には、必要ですかね。
ちゃんと割らないで外せたら、OKです。
ではでは。
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