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さて、今回はメンテナンスマニュアルです。
前回、ジョルノ4のヘッドライト回りをバラしました。
さて、この作業を終えて、前回、メーター裏が丸見えになったと思いますが、どうせなら、メーターケーブルの交換方法に進んでみるのもイイかと思いました。
ひとまず、前回までの記事をご参考に▼
メーターの針、詳しく言えば、速度計です。
スピード計などとも言いますが、この針が上がらなくなったら、なんか支障あるんか!?
とお思いのあなた、白バイに捕まります。
かなりの頻度で捕まりますんで。
ガッチャに入庫される修理バイクも、すべてチェックしています。
なにせ、理不尽にも、お客様は、我々のせいにしますんで。
世の中、そんなもんです。
ということも踏まえ、自分でDIYメンテするのも悪くないんじゃないかなー というのが、今回の記事。
スピードメーターが上がらないまま、不便にもそのままにして走っているユーザーもおられますが、メーターケーブル交換はそれほど難しくありません。
難易度Bって感じ。
まずは、足元を見てみよう。
ジョルノ4だと、3本のケーブルが見えるはずです。
下2本は、ブレーキケーブル。
一番上の1本が、メーターケーブルです。
つまり、このアウターの中に、インナーワイヤーが走っていて、そのケーブルが切れているのが、メーターが上がらない原因です。
ただし、100%切れているから動かない というのが原因ではないです。
他にも原因が無くは無いので、一応、お断りしておきます。
まず、ラスペネだとか、CRC5-56だとか、潤滑油をメーターケーブルが刺さっている辺りに吹き付けて下さい。
マイナスドライバーで、ケーブルのツメがハマっている部分をこじります。
こじる方向は、ケーブルを外に押し出そうとさせる方向なので、右方向へ力を入れて下さい。
すると、ケーブルが勝手に外に出て来ますんで。
ツメの形状をよーく見て、把握すると、力の入れ具合がわかると思います。
抜けると、インナーにケーブルが通っているのがわかりますかね?
これ、引っこ抜くと、途中で切れているのがわかりますね?
断線です。
回転がメーターまで伝わらないわけです。
つまり、電子制御ではなく、アナログの回転力なんです。
令和時代にスゴイでしょ?
ホイール側が外れたら、よっこいしょ!って立って、次にメーター裏のケーブルを反時計回りで外します。
こんな感じでケーブルが飛び出ているんですよ。
そしたら、アウターケーブルごと、車体が引っこ抜いて、外しは完了。
取り回しに気をつかって、新品ケーブルを同じように通して取り付けて、交換完了です。
大事なのは、ここで必ず確認すること。
車体を後ろ荷重にしてフロントを浮かせて、勢い良く空転させる。
スピードメーターが動けばOK。
どうだろう?カンタンだと思うユーザー、難しいと思うユーザー、いろいろだと思うが、仕組みがわかれば、メンテは楽しいで。
一度、重い腰を上げてみたらいかがだろうか!
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