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【マニュアル】ジュリオのちょっと厄介なバッテリー交換をしてキック始動から解放される唯一の方法
また、最近は古い原付バイクを復活させよーとするユーザーから、ひっきりなしにお電話を頂いております。
古くはパッソル、でも、これはさすがに古すぎてパーツ確保がムリなので、これはお断りさせて頂きました。
次にズーク。
これは、腰下さびさびのエンジン交換案件でしたが、ヤフオクでパーツ確保ができたので、目下お預かり中。
次にジュリオ(AF52)。
もう、これはふつーにお引き受けOKな車種です。
ま、そんな2スト時代の原付バイクの修理案件、どこのバイク屋さんでもお断りされた・・・と諦めず、ガッチャにお問い合わせくださいませ。
愛車復活に親身になって取り掛かりますんで。
さて、今回は、そのジュリオのバッテリー交換をやってみたいと思います。
ジュリオのバッテリー交換って、ちょっと厄介なんですよね。
フロントカバー内にわりとスペースがあるんだから、そっちにしてくれればイイのに、きっつきつのシート下に収納してあります。
なので、メットインスペースはちょー狭いのが、このジュリオのウィークポイントです。
というのは、タクト(AF51)と同一フォーマットとしているので、配線の関係からココになったんだと思います。

まずシートオープンし、上部から見て2本の#3プラスネジを外します。

次にオイルキャップを外します。

黄色の星型のツマミがスタンドロックレバーになります。
真ん中を見るとネジが付いていますね。
この#3プラスネジを外します。

そして、これが意味がわからないのですが、スチールツメにカバー樹脂が引っかかるんですよね。
これなんの意味があるんだかわからないんですが、このスチールツメをかわしましょう。

この樹脂、傷だらけになっているということは、どこのバイク屋でも、苦労してるのが伺えますね。

これで、バッテリーカバーが外れます。
上に引っ張るだけです。

シートロック下にバッテリーが格納されています。
後方から引き出すのが正解です。

バッテリー配線はそれほど伸びませんので、この窮屈な体制で端子コネクター両脇を押し込み、外します。

これで離脱しました。
バッテリー型番は、YTR4A-BS です。




現在、この型のバッテリーはホンダでは使用されておりませんので、今後は絶版になる可能性があります。
ちょっとコネクター形状に問題があって使いにくい印象がありましたし、電子装備を増えたということもあり、この容量では難しくなったのが要因です。
今後、コネクターの劣化トラブルも増えて行くとは思うので、交換する際のグリス塗布や接点のケアは必須かも知れません。
ではでは。
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