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【マニュアル】ジョルノ2ストのやりにくいエアクリーナーメンテの重い腰を上げる方法
先日出張修理にてリフレッシュパックして来たのが、レトロポップ系スクーターの先駆けでもある、ジョルノ(AF24)です。
リフレッシュパックとは、消耗品の最重要パーツである、エアフィルター+プラグ+オイル(4スト)を出張交換するお得なプランです。
エンジンが止まってしまったわけでは無いのですが、知人から譲り受けたので、プロメンテが最適と考えてくれたようで、ご依頼となりました。
まさに、ナイス判断で、エアエレメントがぼろぼろ状態でした。
ただ、このジョルノ2ストですが、エアエレメントを交換するにしても洗浄するにしても、ボディカバーがフルカバードされており、とてもやりにくい構造となっています。
そのため、ボディカバーを先に外すか、ボディカバーの穴に目掛けてドライバーを勘でビスに当てるしか無いわけです。
いずれの方法も解説してみますんで。
ジョルノ2ストは、AF24型一種類しかありません。
他に、メッキパーツをあしらった「DX」というグレードもありますが、機関などの機能面では変わりありませんので。
まず、ボディカバーを外して、エアクリーナーにアクセスするのですが、ボディカバーの外し方は前回のレクチャーを参考にして下さい。
外れた状態からスタートします。
ボディカバーが外れていると、すでにエアクリボックスは丸見えのはずです。
脇から見て、#2プラスビスを5本外します。
仮にボディカバーが外れていない場合でも、このエアクリボックスカバーのビスを外すことができます。
ボディカバーのこの丸穴2箇所に、少し長めのプラスドライバーを差し込んで回します。
ただ、かなり勘が頼りの作業にはなると思います。
さらにビスが外れたとしてても、ボックスカバーを外す際に、かなり窮屈でもあるので、まず間違いなく、ボディカバーを外してやったほうが精神衛生上よろしいでしょう。
ボックスカバーが外れます。
エアエレメントが露出します。
まだ形を保っていますが、この年式ということと、このエアクリメンテのやりにくさ?から、ノーメンテ車両が多いので、ぼっそぼそのぼろぼろになってるケースが多い車種でもあります。
とにかく、外す際にはキレイに取れるようそっと外すのがコツですね。
このエレメント自体はネットでもカンタンに購入することができます。
AF18/25のディオや、AF24タクトと同一パーツとなっています。
続いて、エアクリーナーボックス自体も外して行きます。
躯体のサブフレームと留まる2本の10mmネジを外します。
さらに、赤丸部分のキャブに繋がるエアーダクトバンドの#2プラスネジを反時計回りに十分に緩めます。
ネジは外すわけではなく、十分に緩めるだけでOKです。
わりあいとすんなり外れるはずです。
これで、キャブがしっかり分解可能な状態になりましたね。
次回はキャブ洗浄をやって行きたいと思っています。
しかし、2ストのキャブは汚いですね。
これ、砂利、埃、排気ガス、2ストオイルなどが、キャブの負圧によって生じた結露に蒸着した末路です。
いくらキレイにしたとしても、この汚くなる現象は2ストバイクの運命です。
外側の汚れは機能的に問題はありませんが、どうにも、これではアイドル調整も難しいですし、キレイにしておいて損はないでしょうね。
ではでは。
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