このガッチャ・テクニカルブログでは外装パーツの外し方をベースにDIYメンテナンス方法をレクチャーしています。
そのベースとしている外装外しですが、すべてがフレームに対して装着されているわけではなく、外装樹脂パーツに対して組み込みを行っているパーツ郡で構成されています。
パーツに対してパーツが装着され、入れ子のような状態で形作られているので、外すときは順序が重要になって来ます。
今回やるスーパーカブ110cc版(JA07)においても、白くて大きいエンジンをカバーしているレッグシールドを外す際には、まずフロントパネルを外すのが順序となっています。
前回このフロントパネルを外したので、いよいよレッグを取り外してみましょう。
カブ110には、現状4種類の型式が存在します。
初期型のJA07、中国生産になって角目になったJA10、不評だったためまた丸目に戻ったJA44、最新型はアルミダイカストホイールになったJA59 です。
それぞれでフロントパネル形状は変わっているのですが概ね同じ手順となります。

前回のレクチャーでバッテリーボックスカバーも外れていると思いますので、こんな状況かと思います。

まず、ブレーキアーム脇に留まる#3プラスビスを外します。

C50やAA01などと違い、アングル部が伸びている形状なので、比較的短いプラスネジとなっています。

反対側のチェンジペダル側も同様に外す。
バッテリーボックスカバー内にボディカバーとの接点で留まるアンカークリップが2本あるので、これを外します。


このアンカークリップはプッシュ型。
まず、真ん中をプッシュしてフリーにして、次に引き上げることで外れます。
樹脂パーツ同士を繋ぐ際に使われいます。






あとは首の部分からシートの方向に引っ剥がす。
かつ、車体斜め方向に逃がすように外すとすんなり行くはずだ。

こうして車体斜めへ離脱させる。






これでエンジンやエアクリボックスが丸見えになりましたね。
インジェクションをどう収めるのか当初不思議でしたが、ギチギチですが、キレイに収まっています。
エアクリーナー辺りのメンテナンスが、ちょっとフェンダーとスキマ無くてやりにくい印象です。
ここまでレッグ廻りのパーツを外して来ましたが、なんだか、プラスチッキーですね。
パーツ同士で組み合わされている感がスゴイですね。
C50、AA01時代は、もう少ししっかり感があったような気がしますが、低コスト時代って感じです。
ではでは。




