ただいま入庫中の車両から、スーパーカブ110(JA07)のバッテリー交換方法をやってみたいと思います。
昔から馴染みのカブ乗りであれば、キック始動するのは当たり前で、右側集中計器など、仕事の道具の一部にはなってると思います。
しかし、昨今のカブは様変わりしております。
これまでの常識は一切捨てられ、ごくごく普通のユーザーにも受け入れられるようなバイクに変身しました。
そのひとつの特徴としてセル始動は当たり前です。
ギアチェンジが残されているだけすごいことだと思って下さい。
今や、バッテリーは原付バイクの必需品であり、バッテリーの電圧不足は様々な弊害をもたらします。
そのひとつが、セル始動であり、フューエルポンプとインジェクションの作動であります。
バッテリーは、これまでの概念であったエンジンに変わる心臓と言って過言でないでしょう。
車両の様々なパーツに電気を行き渡らせるひとつの重要なパーツです。
そんなバッテリー交換法をレクチャーしてみます。

カブ110には、現状4種類の型式が存在します。
初期型のJA07、中国生産になって角目になったJA10、不評だったためまた丸目に戻ったJA44、最新型はアルミダイカストホイールになったJA59 です。
それぞれでバッテリーの位置は同じなんですが、なんとなく全部違うんですよね。
バッテリーの大きさも変更があり、今回のレクチャーはあくまで初期型のJA07型のモノです。
さっそくやってみよー!

バッテリー格納庫はシート下のガソリンタンク下になります。
バッテリーカバーがあるので、センターの#2プラスネジを外します。

こんなネジ形状です。
M5ですね。

なんとなく、矢印の方向を意識して力を入れてみよう。
下方向に外したくなるんですが、あえて上方向。
するとツメがすんなり外れてくれますんで。
湾曲しているので、とても外しにくいんです、これ。

ツメはそれほどキツくありません。

プラスマイナス端子を外したいのですが、プラスの方は赤い絶縁カバーがあって面倒なので、後回しにして、マイナス端子と真ん中に装着されている赤いコネクターがありますが、故障用確認端子が入っているボックスです。
短絡カプラーを用意しショートさせることで、診断用モードにすることができますが、今は関係ないので外しておきます。


マイナス端子配線を車体外側に避けておくと作業しやすいです。

このバッテリーカバーを外すべく、2本の#2プラスビスを外します。

ビス形状。

バッテリーカバーを外す。

プラス端子も外し、バッテリーを引き出します。
型番は、YTZ7S です。
ネットでもこなれて来て、互換品はお安く買えるようになりましたね。










これで外れました。
なんかめんどくさい作業でしたね。
バッテリーカバーの中に、さらにカバーが設けてあるのが意味がわかんない。
ま、先代もそんな感じではありましたが、悪いとこまで引き継がなくてイイと思うんだけどね。
それでも、一度は挑戦してみて下さい。
ではでは。










