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【マニュアル】旧型スーパーカブ系(リトルカブ対応)のバッテリー交換方法は大きなマイナスを用意!
さて、今回はメンテナンスマニュアルです。
おのずと知れたホンダのカブです。
ただ一言にカブと言っても、スーパーカブシリーズ、カブのお仕事バージョンのプレスカブ、ちっちゃいホイールを付けたリトルカブなど、いろんな種類があります。
そのほぼすべてに対応できるメンテナンスとして、バッテリー交換方法をやってみたいと思います。
個体はリトルカブ(AA01)です。
リトルの場合、セルモーターが付いているので、バッテリーは必須と言っても過言ではありません。
むかしのカブはオールキック始動。
その場合のバッテリーの役目は、ウィンカーなどの保安部品を安定して点灯させること。
厳密に言えば、バッテリーはしっかりメンテナンスしておきたいパーツではあります。
まず、バッテリーはどこに格納されているか と言えば、このサイドカバー奥に入っております。
真ん中にマイナスドライバーネジがありますので、マイナスドライバーを用意。
反時計回りで緩めます。
このネジ、取れませんので、無理に外さないように。
ネジをひっぱって、上から開きます。
ちょっとボケちゃいましたが、下部に差し込み部があるので、かわして上方に引上げれば、完全に外れます。
すると、電装系がまとまってるのがわかりますね。
真ん中に10mmネジがあるので、これを外します。
この右脇にあるシルバー色のパーツがレギュレター。
左上に位置する、コネクターが下方に付いているパーツがCDI。
手間にある黄色のカバーがフューズボックス。
その左隣りがウィンカーリレー。
そのまた左隣りがセルリレーです。
まとめますと、左から CDI・セルリレー・ウィンカーリレー・フューズ・レギュレター
となります。
こうして集中してくれているのが、カブの特徴でもあり、とてもメンテナンス性が考えられた設計でもあるわけです。
だからこそ、長く愛されているんですね。
ネジの形状は、少しオフセットさせてあるので、こんな形をしています。
バッテリーボックスカバーに赤線が掛かっているのがわかりますかね?
これ、ちゃんとかわしてからボックスカバーを開いてください。
これでバッテリーが引き出せます。
よーく見て頂きたいのが、バッテリー端子の留め方です。
特にプラス端子の方は特徴的ですね。
あくまで、バッテリーの横からネジを留めているので、これをしっかり守らないとあとで入りませんので。
たまに、無理くり上から留まっているバッテリーがギューギューと入れ込んだ、個体もあります。
線にも負担がかかるし、電装系トラブルの元になりますので、こういう細かい部分はしっかりと純正と同じように留めるようにしましょうね。
バッテリー型式は、○TX4L-BSです。
セルが無いタイプの場合は、○T4L-BSで大丈夫です。
Xが付くか付かないかは、電極の数が違うんで、容量が違うんです。
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