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【マニュアル】ジョグ4ストのタイヤ&ホイールの取り外し方法
タイヤ・ホイールを外すためには、まずマフラーを外さないとなりません。
つまり、同時に、マフラーの取り外し方法も兼ねていますので、マフラー交換の際などにも参考になるかと思います。
早速、やってみましょう。
まず、またいで右側からマフラーを見て、エンジンに繋がるエキパイ部分を覗き込みます。

ガッチャは作業台の上に載っけてるので楽なんですが、通常は、膝を付いて覗き込むような体制になるはずです。
かなり奥なので、暗い場合は、明かりが必要になります。

2本の12mmナットが見えますかね?
これを反時計回りで回します。

ガッチャでは、インパクトドライバーに12mmビットを付けて回しちゃいます。
この車体下から入るインパクトドライバーは、意外と高価なモノしか入りません。
モーターが高性能になれば、コンパクト化がなされますので、HIKOKIにしろ、マキタにしろ、グレードが高いモノが、オフセットが短く、コンパクトになります。








さすがに12mmとなるとしっかりしています。
ヤマハ系は12mmを使っているので、ホンダの10mmに比べると、頑強でイイ感じです。

次に、リアフェンダーの10mmボルトを外します。
タイヤを新品に入れ替えたりすると、タイヤが大きくなるので、あとで入れにくいので、事前にフェンダーをフリーにしておくとイイでしょう。

これがフェンダーを留める10mmネジです。
意外と長いんです。

そして、いよいよマフラー脇の12mmボルトを外します。
これ、外すとマフラーが落ちますので、マフラーを持ち上げつつ、ボルトを抜きますんで。

こんな感じでマフラーを押さえながら外しましょう。
ただ、この個体は、SA55J型で、排気温度センサーが装着されているタイプです。
完全には外れません。
もちろん、マフラー交換の際は完全に外す必要性があるのですが、タイヤ・ホイールを外すだけなら、センサーはそのままでイイと思います。








これが、排気温度センサーです。
排ガス規制後に装着されました。

こんな風に地面に置いとけば、イイかと思います。

これが、マフラーボルトです。
左が上のボルトで、右が下のボルトで、種類が違うので、注意です。
さて、次に、ホイールの取り外しにかかります。

センターナットは22mmです。
基本的に大きなボルト・ナットを使用している場合は、大きなトルクで締まっていますので、これまでのどのボルトより強く締まっていますので。
充電式インパクトドライバーではキツイ場合もあります。

反時計回りで緩みます。
ガッチャでは、電気式のインパクトドライバーを使っています。
それほど高価ではないので、1台あると便利ですよ。







これがナットです。
緩み防止が付いているんです。

さっき外して良かったと思うはずです。
タイヤ・ホイールを外す際に、このフェンダーが邪魔するんです。

これで、タイヤ・ホイールが外れました。

タイヤ・ホイールが外れると、ブレーキシューが露出します。
このタイミングでブレーキシューを交換するのがベストです。
同時にパーツを用意しておくと、あとで、面倒なことにはならないと思います。
メンテナンスは、こうした「ついで交換」をすることで、車体のコンディションを維持できますので。

あとは、ホイールのブレーキライニングのこの汚れ。
これはブレーキシューのカスなんですが、ブレーキを握ると、「キーキーキーキー!」って鳴る個体がありますが、このカスが詰まりまくって鳴っているとされています。
厳密には、このカスに湿気と結合して鳴っていますので、カスが無いことに越したことはありません。
キレイに掃除しておくとイイでしょう。
今回は、タイヤ・ホイールの取り外した方として、一連の流れをレクチャーしてみました。
ですが、マフラー交換にも使えますし、ブレーキシュー交換時にも使えるレクチャーだと思います。
幅広く、ジョグ4ストのマニュアルとして使えますので、保存版ですね。






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