2024年3月1日より受付電話番号を廃止し、全ての修理予約は公式LINEからとなりました。
昔っからのお客様です。
原付き好きなお客様で、もうかれこれ15年ぐらいのお付き合いになるのではないでしょうか。
いわゆる常連からのご依頼で、ZZ(CA1PB)のフォークの入れ替えとシートロックが閉まらないトラブルを修理します。
まずフォークなんですが、単純なオイル漏れです。
油面合わせたり、細かな純正パーツ取り寄せたりするのも、ちょっとめんどーだったので、今回はフル交換で行きます。
ま、7~8年でこうなりますよね。
ディスクブレーキじゃなければ、そんなにも痛むモノではないのですが、ホイールもデカイですし、バネ下荷重があり過ぎるんですよね。
原付のフロントブレーキなんて薄い鉄ホイールのドラムブレーキで十分なんですけどね。
カッコつけてディスクブレーキだー 鋳造アルミホイールだー なんだかんだとゴテゴテ付けすぎんですよね。
暑いんで、文句しか出て来ませんので、ま、ほっといて進みましょう。
外してみると、油まみれですね。
汚いので、すぐに捨てます。
これは、中古良品のモノと交換した様子です。
バイクの保管状態によりますが、ここまでキレイなモノはめったに出てきません。
めっけもんでした。
ウチの解体パーツ屋、やりますでしょ?
これで、フロントフォークの交換修理はおしまい。
で、問題は、シートロックが効かないほうです。
この動画のように、パッカパカなるだけで、一向に閉まりません。
とゆーか、実はめっちゃ強く叩きつければ閉まったのですが、それ、街でやってたら、まわりのひと、ビビりよるで。
なので、スマートに「カチン!」と閉まるよーに修理したいと思います。
でも、ちょーカンタンな作業です。
メットインボックスを取り外すと、シートロック部が露出します。
このシートロックは、2本の#3プラスビスで留まっていますので、手前の一本を完全にはずして、奥の一本を緩めてみます。
これが手前のプラスネジを外したところね。
奥は緩めるだけでイイんで。
で、登場したのが、ただの厚めのワッシャー。
1.5~2.0mmぐらいのワッシャーがちょうどイイと思う。
このワッシャーをシートロックとフレームの間に挟み込むわけですねん。
つまり、シートロックが高くセットされるっちゅーこと。
完成図はこう。
こうすることで、ロック部がよりシート側に近づくので、ロックがかかりやすくなるわけです。
これで、カチン!とスマートに閉まるよーになるんで、一度お試しあれ。
ただし、ワッシャーを高く過ぎると、シートが浮くことになるので、メットインスペースの密閉が無くなると共に、今度はシートが開きにくくなるんで、注意です。
なにごとも加減です。
では。
今回のご依頼:東京都中野区 フォーク交換+シートロック修理 35,000円
コメント