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【マニュアル】パンクを直す!ディオ初期型(AF18)などチューブタイプ原チャリのパッチゴム修繕法
AI技術や対話型chatGPTなど、生産ラインなどにもAI技術が投入されることでこれまで人海戦術をロボット化する傾向にあります。
人手不足のために導入するところもありますが、リスク回避という面でも、ヒューマンエラーが皆無になる世の中も来るかも知れませんね。
先日、新潟でイベント出展がありまして、4時間ぐらい運転しなければならなかったんですが、日産車ということもあり、プロパイロットが装備されたクルマで、ま~ その楽ちんなこと。
なんで、これ、買わない人が要るの??? と思えました。
間違いなく思ったのが、これが7割のクルマに装備されていれば、確実に死亡事故は減るだろーなということ。
死亡事故の大半は速度超過が招いたことであり、人間の愚かさが引き起こしているモノ。
運転が安全に正確にできるほど人間は優れた生き物では無いと、わたしは思っています。
クルマの未来は、こうした自動運転技術による安全性の追求が目的のひとつであると思えた、そんな旅でした。
さて、そんなテクノロジー話しが盛り上がる昨今ですが、今後も無くならないトラブルがパンクです。
どんなにクルマ・バイクが発達しても、タイヤだけは無くせない。
強いて言えば、空気をクッションとする構造は、令和時代の今でも当たり前のように使われいます。
ノーパンクタイヤは新素材が宇宙の星々から発見されない限り、今の空気入りタイヤを超えることはムリでしょうね。
そのパンクにも2種類あります。
タイヤの中にチューブが入ってるタイプ と 空気の膨らむ力で密閉させて圧を保つチューブレスタイプ。
チューブレスタイヤ・ホイールは、画期的だったでしょーね。
チューブという密閉ゴムを入れることなく、タイヤの空気圧が保てるなんて、今だに不思議でなりません。
今回は、そのチューブタイプのパンクを、パッチゴムという修繕法を使い直してみよーと思う。
個体車両はディオ初期型(AF18)です。
前回、フロントホイールを車体から離脱する作業をやりました。
その外したパンクタイヤを、チューブを取り出して直してみたいと思います。
え!?ディオはチューブレスでしょ?
とお思いでしょうが、初期型に限っては、まだチューブの入ったタイヤ・ホイールを採用しておりました。
とは言え、まずはタイヤを分解するのに、フロントホイールを車体から離脱させないとならないので、その作業に取り掛かってみたいと思います。
と、その前に、ご自身のディオ初期型が、チューブタイヤなのかどうかを判断する上で、外から確認する方法がある。
それがエアバルブの形状である。
こちらがチューブが入ってるエアバルブ形状。
ネジが切ってありますよね?
これは間違いなくチューブから出ているエアバルブである。
下はチューブレスタイプのエアバルブだ。
ゴムで出来たエアーバルブは、チューブレスの証なのだ。
一部、金属で出来ているモノもあるが、それは社外品であって、純正品はすべて、ゴム製のエアバルブが装着されていると思って良い。
まず、判断はエアバルブを見て、チューブかチューブレスか判断して欲しい。
ホイールからタイヤを外す作業を進めてみよう。
チューブタイプのタイヤは、空気が抜けれていれば、すんなりとタイヤレバーがビート部に入るはずだ。
わかるかな?
この工程でやりたいことは、あくまでチューブに触らず、タイヤだけをホイールの上に持って来るのが目的だ。
タイヤのビートがホイールの上に上がったら、ここで初めてエアーバルブの留めナットを緩め、外す。
12mmスパナを使う。
エアーバルブをホイール内に引っ込める。
もし、引っ込ますことが出来ない場合は、エアーバルブのムシを外しておこう。
そのままチューブを引き出して、ホイールが離脱させる。
タイヤ交換しないならば、エアーバルブの位置にチョークなどで印をしておくと、あとで刺さっている釘などを探すのが容易になるぞ。
目視で穴がわからないので、エアーを入れてみる。
なんや、それでもわからんかったので、膨らましたままプールに沈めてみよう。
この探し方は、自転車のパンクで一度は見たことがあるだろう。
穴がわかったらしっかり覚えておこう。
さっき印を付けたところとチューブの位置を照らし合わせて、だいたい当たりえ付けてタイヤ側を探る。
でも、なんら刺さっているモノも無ければ、傷もない。
よくある原因は、空気圧が低く、バウンドによりホイールとチューブを挟んでしまうパンクだ。
今回もそのようだ。
タイヤは一通り傷や刺さっているモノが無いかくまなく探し、無ければ続行です。
穴が空いた周囲3cmぐらいをペーパー掛けして、糊の密着を良くしておこう。
パンク糊を塗る。
あまり厚めに塗ると乾きが遅いので、薄く均等に塗るのがコツ。
しばし放置。
そーだなー 夏場で3分ぐらい、冬場で6~7分も放置した方がイイかな。
触った時にべたっとはするけど、指に成分が付いて来ないぐらいが適切。
べたっともしなくなったら失敗ですんで、見極めましょう。
台紙を剥がして穴を中心に見据え、貼り付けます。
空気を抜くように、軽くゴリゴリしておくとイイだろう。
あとは、まー これはやってもやらなくてもイイが、表側のビニールを外す。
別に付きっぱなしでも構わないんで。
あとは組んで空気を入れて完了です。
どーでした?令和時代のチューブパンクを直す、パッチゴム修繕法。
昭和だよね。
昭和だけど、なんかパンクを自分で直すと気持ちイイですよ。
おれ、直したよー!ってなると思う。
この充実感は、チューブレスパンク修繕には無い気分じゃないかな。
チューブタイプの原チャリに乗っているユーザーは、一度はやってみよう。
ではでは。
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