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【マニュアル】スーパーカブ・リトルカブ系(C50・AA01・HA02)Rウィンカー交換作業その2~完結編~
前回の続きです。
フロントは大半が埋め込まれているのでともかくとして、カブの場合のリアウィンカーは、アームが伸びていて、そのアームがポキっと折れる場合があります。
転んだ場合や、突っ込まれた場合、風で車体が倒れた場合にも、当たりどころにより、こうしてアームが折れてしまう場合もあります。
その場合の交換方法をレクチャーしているのですが、この作業、前提として、リアキャリア+ガソリンタンクが外れている必要性があります。
そこで、これまで、リアキャリアの外し方、サドルシートとガソリンタンクの外し方 をそれぞれやってきました。
その完結編です。
実は、スーパーカブの初期の頃は、このウィンカー自体、金属製でした。
なので、そうそうアームが折れるということはありませんでしたが、年式が新しくなってからは、樹脂製に変更になりました。
メッキ処理がなされているので金属製だと思っている方が多いとは思いますが、衝撃が加われば、折れてしかるべきということは覚えておきましょー。
故障状況はこんな感じです。
配線でなんとか繋がっている状態なんですね。
まず、ウィンカー根元に留まっている2本の#2プラスネジを外します。
裏からアングルにより、フェンダー部に共締めしてある構造です。
ネジ形状も少しオフセットされているタイプなので、特殊ですから無くさないようにしましょうね。
振動を吸収するためのゴムカバーがあります。
前回の作業でガソリンタンクが外れていると思いますが、この中にウィンカー配線が走っています。
ちょうどこの辺りです。
しっかり確認するには、交換するウィンカー側の配線を引っ張って、間違いが無いように見極めましょう。
ギボシ端子を引っこ抜きます。
プラス・マイナス配線がありますので、計2本となります。
フレーム部の黒いゴムカバーが付いているところから配線を引き出します。
やたらと長い配線なんですが、これで1パーツとなります。
レンズと電球以外は別取りは出来ないパーツなので、ウィンカーアッシー交換となります。
はい、これで交換完了。
最後に点滅確認して、タンクやサドル、キャリアを取り付ければ終了です。
いかがですか?なかなかの作業量ですよね。
配線がガソリンタンク下で接続されているというのが、びっくりですよね。
せめて、防水コネクターにしてキャリアの下で接続してくれさえすれば、こんな大袈裟な整備をしないで済むのに。
くだらない、必要のない作業工賃ですね。
とゆーか、キャリアの下で配線を切っちゃって、しっかり防水接続してあげれば、それのほうが工賃的には安いですし、ユーザーご自身でDIYメンテする場合はイイんではないかと思っています。
そんな方法も、機会があったら紹介してみますよ。
ではでは。
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