ホンダのOEMとなったビーノ4(AY02)の定期メンテナンスです。
主要プラットフォームは現行ジョルノと一緒です。
ジョルノとビーノが、まさか兄弟姉妹になるとはねー
凌ぎを削ったライバル同士でしたからね、考え深いモノがあります。
今回、現場でオイル交換させて頂いたので、マニュアル化してみました。
過去のマニュアルで、ヤマハの水冷エンジンを同じくする全般車両に使える、ヤマハ原付のオイル交換法がありました。
この方法とはまったく違う方法になりますので、ビーノの型式によって使い分けしてください。
今回のオイル交換法は、AY02型用のモノです。

まず立ち位置ですが、進行方向左側、つまりキックレバー側ですね。
センタースタンド軸部分の少々前に、オイルドレンボルトがありますので、確認のこと。
14mmボルトになっています。
これを反時計回りで緩めます。







ある程度緩んだら、あとは防油手袋をハメで手でボルトを外します。
ドレンボルトの外し方で、手を汚さないでオイルを抜くコツは、ボルトを押し付けながら最後まで緩めること。
押し付けながらなので、完全にボルトが外れていても、オイルはその時点では出て来ないんです。
押し付けを一瞬で引くことで、オイルが一挙に出て来ます。
意識として、ボルトを外そうとしてネジを緩めるのではなく、外さないように押し付けながら緩める。
これがコツです。
エンジンオイルが熱い場合も、ヤケドしにくい方法なので、理屈で覚えておいてください。


これが外れたドレンボルトだが、アルミパッキンが必ず付いています。
もし、無ければ、オイル受けに一緒に入ってしまっている可能性がありますので、あとで探してください。
または、パッキンが車体側にくっついたままになっている時もありますんで。

オイル出し終わって、ドレンボルトを締め終わって、最後にやりたいのが拭うこと。
この辺りにオイルが流れているはずなので、しっかり拭うことをお忘れなく。
あとでオイル漏れと判断つかなくなりますので、ちゃんとキレイにしておくのが大事です。

オイルゲージ兼オイル補給キャップを外します。
マフラーの辺りにあるツマミです。

キャップを見ると、0.65Lとあります。
これはオイル交換する際のオイル量です。
だいたい多めに記載されていますので、0.6Lを注ぎましょう。
オイル量って多いより、少し少ないぐらいの方がエンジンは調子イイんです。

注ぎ口下にウエスを充てておくとイイですよ。
あんまりがんばって入れると、ゲホってゲップする時もありますんで。
使用オイルはガッチャでは、5W-40 一択です。
コストは安くはないんですが、日本の気候にバッチリ合ってるので、夏も冬もこれで統一しています。
お客様からも、オイル交換後に、しっかり体感できた!オイル交換ごときで体感できるとは初めての経験だ!と、絶賛されます。
ウチが使っているのとはメーカー違いですが、アマゾン辺りでもそこそこの価格で売っているので、一度試してみるのもイイと思います。









注いだら、ゲージを突っ込んで量を確認しましょう。
矢印の間にオイル量が来ていれば、あとは細かい量調整は不要です。
基本循環しているモノなので、量が減ることはありませんので。
さ、これでオイル交換が完了しました。
オイル交換をすることで、加速がスムーズになったり、静かになったりするはずです。
冷却効果も上がりますので、渋滞時の熱ダレにも効果絶大です。
DIY交換する際には、廃油処理だけ確保してからやってくださいね。
ガソリンスタンドで捨てて貰う場合は、数百円は払わないとならないかも知れません。
ではでは。









