史上最も大きい原付スクーターと言って過言ではないのが、このジョーカー50/90(AF42/HF09)です。
まさに名車。
車格と品質を備え持つ、この王者的な原付スクーターは、2スト全盛の良き時代でしか作られませんでした。
これからの時代、こんなにコストを掛けて作れないのが実情でしょう。
トヨタが商売が上手いと言われるゆえんは、金太郎飴戦略でした。
同じプラットフォームで、パーツを流用しつつ、グリルやテールの雰囲気をイメージ通りに仕上げる。
販売店をわざわざ分けてネーミングを変えるだけで、車種を増やして行った。
マークⅡ、チェイサー、クレスタの三兄弟などはバブル時代から始まり、今、クラウンブランドを作り、アルヴェルと呼ばれる確固たる儲け柱を作った、日本で一番稼ぐメーカーとなっています。
ま、そんな戦略を見ていると、いかにホンダ・日産が商売下手かわかります。
両者、技術を売りにするメーカーだからこその販売戦略の下手さ具合が伺えますね。
e-POWERやプロパイロットという、先進的なネームバリューがあるにも関わらず、イマイチ、使い切れてない商売下手さ具合が日産にはありますしね。
ホンダはホンダで、N-BOXにも見られるがコストの掛け方が過剰であり、こうした、底辺である原付バイクを見るとひしひしと伝わります。
ジョーカーひとつ取っても、これはさすがにコスト掛け過ぎで、いや、ユーザー的には嬉しいですよ?でも、存続できないんじゃ本末転倒ですもん。
技術力があれば、それをしっかり伝えることのできるブランド作り、マーケット作りに本気でがんばって頂きたいモノです。
なぜならトヨタ帝国がキライだから。
日産、ホンダ勢には、その技術力で、ぜひ帝国をぶっちぎって頂きたい成り上がり魂を見てみたいんです。
さて、作業に入ります。
今回はバッテリー交換法です。
工具もプラスドライバーとクリップ外しぐらいあればイイですかね。
まずはシートオープン。

ここがバッテリーボックスカバーです。

プラスタイプのアンカークリップがありますので、これを外します。
外し方は、ドライバーでくるくる回してみましょう。

樹脂製ですが、一応ネジ形状になっているので、反時計回りで緩むと浮いて来ます。

プラス部分が浮いて来たら、あとは、クリップ外しを使って引っこ抜きます。





年式によって変わりますが、初期型は、プラスタイプのアンカークリップを使用しています。
後期型は、プッシュタイプのアンカークリップです。

これでバッテリーカバーが外れます。
ちなみに、この◯の部分が、予備フューズの格納場所になっています。

バッテリーが露出したら、端子ネジを外します。
死んでる場合は、プラスからでもマイナスからでもどっちでもOKです。
パチってなりません。
生きていたとしても、特に電装系において神経質なパーツは付いていないので、端子同士を接触しなければ、マイナスから とか守る必要性はありませんので。
装着の際もしかりです。





これでバッテリーが離脱します。

ちなみに、この◯の部分がフューズボックスになります。
昔のバイクなので、ガラス管フューズを使っています。
メインが10A、サブが7.5Aです。
それぞれ、先ほど外したバッテリーカバーに予備が格納されているので、一度ずつは交換できますね。
バッテリー交換してもセルが回らない、ウィンカーが点灯しないという場合は、フューズを疑ってみて下さい。
古いバイクですから、何が起こっているわかりませんので。
ではでは。




