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【マニュアル】ズーマーのアクセルケーブルの交換方法~前編~
さて、今回はメンテナンスマニュアルです。
今回の車両は人気のズーマーなのですが、中古車や放置車両もこなれて来て、そろそろアクセルワイヤーが固着するモノも多く見かけるようになって来ました。
そこで、今回の作業はアクセルワイヤーケーブルを交換する作業をやりたいと思っています。
ただし、この作業、下記の外装パーツの取り外しが必須です。
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上記マニュアルをまず進め、今回のアクセルワイヤーケーブル交換作業に進んで頂ければと思います。
まずは、アクセルワイヤーとはどこだ!?
スロットルケーブルとも言いますが、アクセルの根元から伸びている、このケーブルがアクセルです。
アクセルと言うとグリップを指すユーザーが多いですが、あくまでそこは、アクセルグリップであり、このグリップやケーブル、エンジン回転を上げるための構造の総称が正しい認識です。
では、アクセルボックス内を下から覗いてみよう。
プラスネジが2本見えるだろうか。
この2本を反時計回りで緩め外す。
逆さま作業は逆回転になるので、注意してほしい。
意外と長いM5ネジが使われている。
この2本でアクセルボックスを挟み込んでいるわけだ。
すると、バックミラーごと、アクセルボックス(上)が外れる。
これで、アクセルケーブルが露出する。
アクセルケーブルは、アクセルグリップに対してガンダマをハメ込んでいる。
このガンダマ(ほんとの意味は釣りの重り)は、切込み箇所からカンタンに外れるようになっている。
ただし、通常は引っ張っている状態なので外れない という構造。
そうすると、アクセルグリップはすっとハンドルから抜ける。
次に、アクセルボックス(下)からアクセルケーブルを取り外すのだが、交換を考えているということは、固着、または動きが悪いケーブルのはず。
ということは、古いケーブルは不要(ゴミ)なわけですから、切ってしまいましょう。
ワイヤーカッターという工具を使って、この辺りでバチン!と切る。
古いケーブルの取り外しに時間を割いても仕方ありませんので、バッチバチ切って、なるべく楽に取り外しを行うのが、DIYメンテナンスの疲れないコツです。
はい、切れました。
そしたら、このアウターケーブルごと反時計回りに回せば、根元からネジ込みが外れてきます。
はい、取れました。
これで、アクセルグリップ側は完了です。
次に、キャブ側(インジェクション側)を外して行きます。
これまでのマニュアルで、ステップカバーは外れていると思いますが、キャブスロットルに目を向けてみてほしい。
これがキャブスロットルのアウターになるのだが、アクセルケーブルを留める、この12mmナットがわかるだろうか。
この12mmナットで挟み込むように留まっているわけだ。
これを、緩めやすい外側の12mmナットを反時計回りに緩めてみよう。
ナットを緩めるので、スマナが必要になる作業だ。
反時計回りに緩むので、この方向で一旦緩める。
すると、前方のナットも緩んだことで指で回すことができるようになるだろう。
前方のナットは全部ネジ抜きしてしまおう。
すると、ワイヤー部分まで後方に引き出せるはずだ。
切り込み部をかわせば、外れるはずだ。
そのまま、前方に移動させて、ガンダマ留めを確認。
再度、切込み部をかわして、外側に引き出せば、すんなり外れる。
はい、これでアクセルケーブルのキャブ側も外れましたね。
長くなったので、今回はココまでしましょー。
この後、ケーブルの通り道を外しながら把握しながらで、進めて行きたいと思います。
では、次回また。
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