兄弟車というのは四輪も二輪も一緒で、パーツの共通化はあるモノの、タイプの違う車種に仕上げることにより、コストダウンという収益を狙った販売戦略です。
例えば、筆頭はアルヴェルですよね。
アルファードとヴェルファイヤは、パーツの共通化が90%だと言われています。
つまり、単純に、1割の製造コストをプラスすることで、1.5倍の販売台数が見込めれば、メーカーとしては大成功なわけです。
ノアとボクシーしかり、ノートとノートオーラもしかり、ただ、ホンダがこの戦略が下手と言われています。
その中で、二輪に関してはホンダのトゥデイ(AF61/67)とディオ(AF62/68)は、兄弟車であり、一番成功しているパーツ共通化ではないでしょうかね。
外装はまるっきり違うのですが、機関や足廻り、消耗品の類は共通化がされており、これだけタイプの違う車種を、同じプラットフォームで作ったのはアイデアの賜物かと思っています。
この他にも、ジョルノ(AF70)にも同じプラットフォームを使っており、さすが商売が上手やなー という感じです。
そして、今回作業する点火プラグ交換法に関しても、エンジンが同一ということもあり、ほぼほぼ同じ手順となります。
早速やってみよう。
この点火プラグ交換に際して、キャブレタータイプの初期型AF62と後期型のインジェクションタイプのAF68で、プラグ型番こそ違うモノの、作業内容は同一となります。

まず、ステップ中央にある、バッテリーメンテボックスカバーを外します。
これはバッテリー交換時にやった手順とおなじであるが、今一度やってみよう。
シート下辺りに留まる#2プラスビスを外します。

カバーを引き上げて外します。

エンジンヘッドが露出します。

ちょっと照らすと見えて来るが、プラグキャップが刺さっているので、これを引っ張って外す。
取れにくかったら、少し揺さぶりながら外すのがコツだ。

これがプラグキャップ。
キャップ内部に錆びが出ている可能性もあるので、接点復活剤を塗布しておくのもイイだろう。




外れたヘッド部を見ると、ちょこっとプラグ頭が見えるだろう。

プラグレンチとレンチ頭に合わせたラチェットやスパナを用意。




プラグにハメて、

サイドモールカバー側からスパナをかけ、反時計回りに緩めます。

この画像はトゥデイのモノだが、おおむねこの同じようなイメージで回すことができる。
まー とにかくやりにくいのが特徴だ。




古いプラグが外れました。
型番は、AF62→CR6HSA AF68→CR7HSA-9 となる。
電極が一部減ってなくなっていた。
これではエンジン不動は致し方ないとゆー感じだ。
プラグはたかだか500円で買えるが、このプラグ交換をするための工具の選定が難しいだろう。
ただ、ここは、少し良さげのメーカーのプラグレンチを購入することで、キモチよく整備ができると、またキモチの良い原付ライフが送れると思います。
やってみてください。
ではでは。