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先日修理のご依頼があった案件が、エンジン警告灯点滅で、スピードが出なくなったしまったとゆーご依頼です。
これは、エラーコード57の水温上昇によるオーバーヒート防止のパワー制御です。
ちょいちょいご依頼はあるのですが、ホンダの場合、一番疑わしいウォーターポンプ故障はこれまでの経験上、あまり無いんです。
ヤマハだと、ポンプが故障して冷却水をエンジンに回すことが出来ず、オーバーヒートをお越し、警告灯点滅というのは、多くあるのですが、ホンダはそれがありません。
バラして、ほぼポンプ故障という時が無かったので、今回も鼻から疑ってはいません。
そんな対処の方法の中から、まずは、冷却水のチェックとラジエターの清掃などからやって行きたいと思っています。

ズーマーは、2タイプあります。
型式は一緒ですが、キャブレタータイプの前期型 と インジェクションタイプの後期型ですが、この水温計異常に関しては、同じエラーコードになっています。

動画撮っておけばよかったのですが、5回点滅後に、速い点滅で7回、これで「57」となります。
結果を申しますと、今回行う、冷却水チェックとラジエター清掃では、解決しませんでした。
なので、補助策とゆーか、通常のメンテナンス法として解説しておきます。
まずパーツリストチェックです。

ラジエターにアクセスするには、まずラジエターカバーを外さないとなりません。
そもそも、冷却水を目視でチェックするには、リザーバタンクを先に見るのが手っ取り早いです。

これがリザーバタンクです。
ラジエター内部の冷却水が減れば、勝手にこちらのリザーバーから流れて補給する構造です。
が、まったく減ってもいませんね。
ロアーとアッパーの間にしっかり位置しているので、適切です。
次にオイルチェックしてみましょう。

なぜオイルチェックするのか?とゆーと、エンジン内部のオイルが枯渇して、水温計が焼けてしまう場合もあるからです。
が、オイルもキレイな状態でたっぷり入っていますね。
これも違う。
次に、ラジエター自体をチェックするため、ラジエターカバーを外します。

脇から見て、4本の#2プラスビスを外します。

ビス形状です。

これで、カバーが離脱します。

ラジエターに外傷は無いのはわかります。

ま、ただ、一応汚れは付着しているようなので、掃除しましょう。

一番イイ方法は、掃除機です。
エアーガンで吹いてもゴミが中に詰まってしまうだけなので、吸うのが一番。

はい、キレイになりましたね。
これで冷却のコンディションはバッチリです。
が、こんな汚れ程度で警告灯は異常を示しませんので、ココも原因ではありません。

念のため、蓋を開けてチェックしてみれば、たっぷりと冷却水は入ってますし、また外れです。





そもそもホースに亀裂や漏れもないので、減るってことは無いんです。
なぜなら、冷却水は消耗するのものではなく、循環しているだけなので。
さーて、車体右側には原因は無いよーです。
尻切れトンボで申し訳ないのですが、今回は、ラジエター清掃法ということでご勘弁を。
今回はここまでで。
次回は、センサーを取り外してチェックしてみたいと思います。
ではでは。





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