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【マニュアル】ビーノ4(AY02)のプラグ交換をする時のセンターカバーバラシが絡む件
今回は出張メンテナンスで、お客様の協力のもと、画像を撮らせて頂き、ついでにマニュアル化してしまいました。
ホンダのOEMとなったビーノ4(AY02)の定期メンテナンスです。
いわゆる、フレームやエンジンはホンダ・タクト(AF79)と同一フォーマット。
イイねー ホンダOEM。
消耗品パーツが共通ってのは、とてもイイ!
ついでにスズキもOEM化して欲しいわ。
つまり、一番コストが下げづらい50ccスタンダード系スクーターのプラットフォームを同一化ってのは、理にかなっていると思います。
今回のビーノやジョグのよーに、皮だけデザイン変更するのは、これからの主流となり得ると思います。
例えば、日産・ルノー・三菱陣営のよーに、軽自動車のEVプラットフォームをサクラとEKクロスを同一化して、デザインだけを変更することにより、コストを下げた上に、バカ売れ状態。
発売以来、日産三菱合わせて現時点で5万台の販売台数となっています。
プリウスをいくら売ったところで、BEVにCO2排出ガス量で勝てるわけありませんので、ハイブリッドを売れば売るほど、脱炭素化社会から遠のくと考えられると思います。
このサクラ・EKクロスの戦略と結果は驚異的で、他メーカーがおいそれマネできるわけではありませんが、二輪メーカーの取るべき未来は、これしか無いと思っています。

つまり、二輪メーカーがこの先行わなければならないことは、EV化に伴う、バッテリーの共有化と車体自体のプラットフォーム統一化です。
前述したとーり、皮のデザインなんて、むしろどーでも良くて、タイヤやケーブル、計器類やシート、保安部品は、すべてにおいて統一化し、バイク販売店と修理店でバッテリーチャージができるようにインフラを整えることがマストです。
四輪と違い、二輪EVのバッテリーチャージは、100Vコンセントなんだから、カンタンなんですよ。
やろーと思えば、今日からできるんですよね。
要は、旗振る組織が存在しないってことですよね。
協会に魅力が無いから ってことに尽きるんですけどね。
さ、本題に戻りましょー。
今回は、エアフィルターとプラグとオイルという消耗品三点セットの交換となります。
いわゆるガッチャサービスの、リフレッシュパックというやつです。
そのうちの、プラグ交換方法をやってみたいと思います。
ただ、このプラグ交換ですが、ビーノの場合、まずはセンターカバーを外すことになりますので、今回、同時にやってみたいと思います。

まずはシートオープンだ。
シートを開けっ放しで作業を進める。
シート下の左右両脇に#2プラスビスが留まっているので、これを外す。
画像は右のビスだ。

これがビス形状だ。

次に給油口を開け、上部に凹んだ部分がある。
ここにアンカークリップが留まっているので、外そう。
ただし、奥まっているので、ちょっとやりにくいっちゃやりにくい。

真ん中のプッシュタイプだ。

これであとは、ツメの形状を見ると、上方への力でかわすようになっている。
ただ、シートに当たるので、シートをかわしつつ、上方向に持ち上げつつ、ハンドル側に逃がすとゆー、少々ムズイ外し方である。
慣れればいともカンタンにできるだろう。

センターカバーが外れると、やっとこさ、プラグキャップが露出する。
フレームががギチギチで、上から手を入れてキャップを取るのはちょっと窮屈である。
もう少し余裕が欲しいところだ。






キャップはただ引っこ抜くだけだ。
外したら、穴の中に注油しておこう。
サビ止めだ。

プラグ外しには、こうしたセパレートなモノを使うのがベストだ。







上から工具を突っ込んで回す。
これも余裕が無いので、細かく動くレンチじゃないと回しきれないかも知れないね。

これでプラグが外せました。
型番は、CPR8EA-9 というホンダでは比較的ポピュラーなモノ。
ネットで予備も含め、2個ぐらい買っておくとイイんじゃないだろーか。
今回、センターカバー外しからのプラグ交換をやってみた。
んー 工具が揃ってる揃ってない、いろいろだとは思うが、おおよそ10分もあれば終えられる作業かとは思う。
一度、DIYでチャレンジしてみてはいかがであろーか。
ではでは。
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