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【マニュアル】初期型メットインタクトを令和にイジる!メンテの基本はメットインボックス脱着から
もうこの原付バイクから今も続く日本のスクーターの原型が出来たとも言えるのが、今回ご紹介するタクト(AF16)です。
タクトというネーミングは、それまでもありました。
ちょっと大人のミドルスクーターという位置づけで、リードより安く、スタンダードよりちょい高めの価格設定。
上質を売りにしていたモノなので、様々な快適装備が導入されていました。
その一つと言ってはあまりにも他に与える影響が強かったですが、その後当たり前の装備になったのが、ヘルメット収納機能、つまり、メットインです。
は?メット入らなかったん?
と思う若い人も居るでしょうが、昔、原チャリは下駄代わりだったので、収納は考えられていませんでした。
今のメットインスペースは、ガソリンタンクです。
燃費も悪く、デカイガソリンタンク容量も必要でしたし、このメットイン機能はほんとーに画期的なモノでした。
当時は、スズキ・アドレスとヤマハ・ボクスン、そして、このタクトフルマークでした。
そのネーミングを聴くだけでもワクワクする、ほんとに原付バイク全盛期でイイ時代ですね。
それぞれ、ガッチャにも当時の旧車スクーターが入庫するときもありますが、今度はしっかりイジ理方もじっくり紹介してみたいと思います。
では、今回の作業、メットインボックスの外し方をやってみましょう。
メットインボックスはキャリアと共締めになっている部分もあるので、まずは、このリアキャリアを外して行こうと思います。
まず、テール上部の2本の10mmナットを外します。
シートオープンし、シートロック脇の2本の10mmナットを外します。
これでキャリアは外れます。
今とちょっと違うのが、車体側からネジ部が出ている点ですよね。
整備時に、このネジを折ることも多くなり、徐々に廃止されて行きました。
それでは肝心のメットインボックスの脱着に取り掛かります。
底部に2本の10mmネジが留まっているので、これを外します。
シートヒンジ下部に、10mmネジが留まっています。
これ、純正だと確か、#3プラスネジだったと記憶していますが、ま、定かではないですが、なんらかの工具で外して下さいな。
オイル給油キャップを外します。
画像、壊れてますね。
デジタルデータも、バックアップバックアップとしていると、いつか壊れたりするモノなんですよね。
昔のイジり方画像の半分ぐらい、こうしたデータ壊れで失ってしまいました。
古いデータは、フォルダ間を移動したりすることはあんまりしない方がイイですね。
あとはシートごと引き上げるだけです。
画期的でした。
ガバっとメットインボックスが外れ、エンジンの腰上オーバーホールも車体に載っけながら出来ることが、何より便利でした。
今の原付バイクは複雑な電装系が逆にネックになって不便になりましたが、原付バイクにとって黄金時代は、整備修理の黄金時代でもあったのかも知れません。
修理していて楽しくて仕方無かった。
どんな困難な故障も直せた自信もありましたし、パーツがなくても切削加工で直す技術もあったので、ま、そこは天狗になってた若き日の恥ずかしさもありました。
そんな自信が今を作ってるとは思うので、歩んだ日々は後悔していませんけどね。
ではでは。
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