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先週に現場でタイヤ交換したスウィッシュ125(DV12B)の作業過程を、マフラーの外し方としてレクチャーしました。
今回は、その後の作業、リアホイールの外し方をレクチャーしたいと思います。
こうしたバイクハウツー系ブログで、なかなかホイールを外す方法を紹介するモノは少ないのではないでしょうか?
なぜなら地味だからです。
外装カウルを外す方法って、どっちかって言えば派手めな作業で、紹介するサイトも多いのですが、足廻りの分解法は、どーしてもドロ臭い作業です。
画がきったねーつーのもありますよね。
でも、DIYメンテもしにくいパートですし、レクチャーしがいがあるパートでもあります。
ただし、前回のマフラー外しの時にも書きましたが、ハンド工具はムリです。
必ず、18V以上のインパクトドライバーを用意して取り掛かる作業なので、機械を持っていない&機械が使いこなせないユーザーは、申し訳ないですが、手を出さない方がイイ作業です。
足廻りは命に直結する作業ですから、ビュン!と締め付けが出来る電動工具が無いとNGです。

電動工具のオススメですが、18VのマキタかHIKOKIがイイです。
どっちかって言うとHIKOKIのほうがバッテリーシステムが調子がイイですし、36Vマルチバッテリーが使えるので、後々イイかも知れません。













今回、画像が多いので、どんどん進めます。
前回の作業、▲こんな感じになっていると思いますが、緑○の14mmボルトを外しましょう。
一個はリアサスと留まるボルトです。
それと、タイヤカバーと留まる、赤○の#3プラスネジも外します。

これはエンジン躯体と留まっていた外したボルトです。
長い方が上、短い方が下のボルトです。

これが、タイヤカバーのプラスネジ。

こちらがリアサスのボルトです。

これでリアサスがフリーになっているはずです。

次に24mmセンターナットを外します。
インパクトであれば、片手でビュン!っと一発で緩みます。
何かを抑えながらとか、ブレーキ掛けながらとか、一切不要です。









ナットとホイールカラーの方向を覚えておきましょう。
カラーの広がってる方がナット側に来ますんで。


これで、スイングアームが外れます。
外れにくい場合は、少し、とんとんとアクションを起こしながら引き抜くと、じょじょに外れて来ます。

こちらが、もう一個のホイールカラー。
つまり、カラーでスイングアームを挟み込んでいるわけです。
方向は、広い方がホイール側になります。

ここで一番厄介な作業が、このタイヤカバーを外さないとリアタイヤ・ホイールが外れないんですよ。
こんなもん、いらねーっちゅーの。
文句はさておき、エアクリーナーボックスと留まる2本の#3プラスネジを外します。
わりと奥で留まっているので、オフセットしているドライバーじゃないと届かないかも。

こんなネジを使っています。


このタイヤカバーをタイヤの起動状に滑り下ろせば、すんなり外れます。
外したついでに裏側を一洗いしておくとイイのかも知れませんね。

ほんでもって、今度はリアサスが邪魔なわけです。
取っちゃうのもイイんですが、めんどっちーので、そのまま前方向にスイングさせてかわせば、リヤホイール外しの際に邪魔になりませんので。

これで、リアホイール・タイヤが外れました。
わりと厄介な作業でしたが、マフラーさえ外れていれば、10分で遂行できるのではないでしょうか。





外してみると、リアブレーキシューが露出します。
走行距離によっては、リアブレーキシューの交換も一緒にやっちゃいたい作業ではあります。
だいたい25,000kmぐらいの走行距離だと交換の時期かも知れませんね。
インパクトドライバーがあると、DIYメンテナンスの世界が確実に広がります。
もし、乗るだけじゃなく、少しでもメンテナンスをしてみたいなーと思っているユーザーが居れば、まずは、電動工具を手に入れてみてはいかがだろーか。
機械を使いこなすのは難しいですが、それも含めて、作業って、楽しいわけです。
イジる楽しみが増えると、乗るのがもっと楽しくもなりますし、仕組みがわかるって、なんつーか、少し人生が有意義になりますよ。
そんなユーザーの手助けになる記事を、これからも書いて行きますんで。
ではでは。









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