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【マニュアル】ジョルノ2ストのセルが効かないトラブルはバッテリー交換で解決せよ!交換法を伝授
ガッチャでは相変わらず、ちょい昔の2スト原付バイクの修理がガンガン入庫して来ます。
今回入庫したのは、レトロポップ系スクーターの先駆けでもある、ジョルノ(AF24)です。
言わずと知れた2ストスクーターですが、最近の入庫状況だと、かなり個体が粗いモノが多くて、下回りもかなりサビが進行しています。
放置パックでの入庫なのですが、さて、その経たり具合でどう料理してやろーか!という感じです。。。
とにかく、シートを掛けていても、雨が降り湿気が溜まるのが車体下廻りであり、そこに位置するバッテリーや電装系パーツの格納庫もヤバイ部分です。
そこで、今回はバッテリー交換をやってみるわけですが、まず、電装系の心臓部を把握して頂き、湿気が溜まってるであろう理解をして頂くと、今後、このジョルノを残す上で、腐りを最小限に抑えることができると思っております。
実は、最近ですね、後世に2サイクル原付バイクを残す使命?を若干、感じている気がしています。
20年以上続けて来ると、こういう考え方になるもんなんだなー と考え深いモノがあります。
昔、若い時はがむしゃらに稼ぐことしか考えていませんでしたが、年取ると少し、修理するという仕事の意義や目的自体が変わって来ているのを感じます。
ただ、変わらないことは、キレイに早くてキレイな仕事をする というモットーは変わらずです。
仕事はいつも急いでやっています。
わたしの中では、それが当たり前であり、そうしない人間は絶対に認めませんので、一緒に仕事をするに値しないです。
必然的に、そういう人としてか仕事上では付き合わないので、ガッチャが仕事を依頼する業社さんは、みんなせっかちで仕事が早くて、返答、回答も早く、結果的にガッチャの仕事も早くなります。
では作業します。
ステップ真ん中の盛り上がったところが、バッテリーボックスです。
このボックスカバーセンターの#2プラスビスを外します。
シルバー色のステンレス製なので、間違ってもスチール製のモノを使わないように。
白い樹脂なので、サビの涙模様が付いてしまいます。
ホンダの場合(ヤマハ・スズキはあんまり意味なく使っている)、必ず、そのビスやネジを使う、深い理由がありますので、そこのビスはそこのビスを使うようにしましょう。
ボックスカバーが外れると、次に樹脂製の黒いバッテリー抑えがあります。
#2プラスビスを外し、フリーにします。
後方にコネクター部が隠れているので、バッテリー自体を引き出します。
コナクターの外し方ですが、両脇をぐっと握りつつ外します。
握力が必要になります。
プライヤーなどの工具を使うと傷つけてしまうことになりますので、自分で出来ないようなら、誰か力持ちにやってもらいましょう。
バッテリー型番は、YTR4A-BS もしくは、GT4B-5 です。
このバッテリーが格納されている部分は、特に防水がされているわけではないので、外したついでに掃除しておきましょうね。
あとは新品交換すれば、セルモーターが元気よく回ってくれるはずです。
ウィンカー点滅もしっかりするでしょう。
ではでは。
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