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50cc原付バイクは無くす方向で二輪業界は歩んでいます。
日本にしか無いんですよね、50ccは。
軽トラがアメリカで流行っている話しは聞きますが、こと、原チャリに至ってはコンパクトでコスパが高い日本の50ccだけは、他国でも引けを取る部分なのかも知れません。
なにせ非力。
排気量が小さいことは出力が抑えられていることとイコールです。
仮に90cc以下が原付一種となれば、その余裕から、生活道路を走る原付バイクでエンジンブローは起きていないことも多かったでしょう。
なにせ限界MAXで走り続ける原付一種は、いつエンジンブローを起こしてもおかしくないところへ来て、技術力をそこへ注いだ日本メーカーの品質は、その後生まれる新生メーカーの参入をことごとく阻止しました。
そもそも、1年以内に不具合を引き起こすベンチャーメーカー製バイクは、日本のユーザーが許さない。
この品質の良さが、逆にガラパゴス化を引き起こしている要因でもあるわけです。
そして、この令和になってから、やっとその原付バイクの法規に変化が起きようとしています。
単に一種の排気量の引き上げになるのか?一種と二種の棲み分けは?自転車やキックボードなどの電動化との差別化は?などなど、疑問は尽きません。
市場には、これまでの原付一種のニーズが確実に存在していますが、その法規を変化が果たして一般ユーザーが意識するまでに、原付バイクという乗り物自体の社会的影響力を与えるだけの販売台数に至るとも思えないのが実情です。
現状でも、原付バイクの新型車種を街で見かけるまでに、数ヶ月、数年、掛かることもあります。
それって、ほとんど売れていない状況なんですよね。
日産の新型セレナ、トヨタの新型プリウス、街でちらほら見かけるようになって来ました。
発売から1ヶ月、2ヶ月でこれだけ見かけるということは、販売台数が二桁違いということを物語っています。
それの1/10以下の価格である原付バイクの新車を見かけないということは、おおよそひとつの街単位で数十台しか売れている計算になるのではないでしょうか?
それって工業製品の売上としてはヤバイ数字です。
おそらくスズキに至っても、ホンダ・ヤマハとOEM提携していくのでは無いかと、わたしは予想しています。
つまり、原付バイクは日本で一社化され、ホンダ車にプラットフォームを合わせて行くのは無いかと思っています。
二輪業界に明るい未来は無いですね。
さて、雑談はさておき作業に入りましょう。
今回はコンパクトな2スト原付バイクのディオフィット(AF27)のヘッドライトアッパー外しをやってみたいと思います。
型式こそ、スーパーディオと同一ですが、フレームから何からまったく違うバイクです。
コンパクトで、今のレッツクラスの車格で、運動性能が良く、個人的にはとても好きな原チャリでしたが、あまりにこじんまり作ってしまったデザインで、不人気車確定印となりました。
令和5年の現代には、もうほっとんど見なくなった珍車です。

前回の作業でフロントカバーは外れているので、見やすくなっていますが、ヘッドライト下奥に#2プラスネジが留まっています。
これを、ネジを内部に落とさないように外します。

次にインナー側。
#2プラスビスが2本留まっていますので外します。


メーター前部にわりとキツめのツメがあるので、これをかわせば、すんなり外れて来ます。

ヘッドライト・ウィンカーコンビネーションの9極コネクターを外します。

これで離脱しました。
メーター裏側、各ケーブル類、ウィンカーリレーなど、操作系電装系メンテナンスがしやすくなりましたね。
外装交換時だけじゃなく、こうした原付バイクに必要なメンテナンスに必要な外装外しなので、ぜひ実践してみて下さい。
ではでは。





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