今回紹介するタクトという車種ですが、このネーミングは、長く原付バイク業界で親しまれている名称です。
細っこいラッタッタみたいな時代からタクトという名前はあり、令和時代の今でもラインナップを残しているというのは、驚異的ですよね。
長い歴史によって、年配の人なんかは、原付=タクト って言う方も少なくありません。
老人さんがこー言った場合、
「なんだかよー、タクトみてーなバイクを乗り回してるんだよ!」
↑これは、タクトという特定車種を表しているのではなく、原付スクーター という広い意味で使っています。
それだけ昔の原付スクーターとしてはタクトはシンボルだったわけです。
メットイン機構が付いてからのタクト2スト時代には、4モデル存在していました。
その中でも最もスタイリングが良かったタクトが存在します。
AF30/31のタクトです。
全体的に後方斜めに切り上がったボディラインで、シャープなイメージがあるが、実際に近くで見ると、意外としっかりしたボディに包まれいる。
どっしり感もありながら、フロントサスペションが優しくギャップを吸収してくれる乗り心地の良さは、ディオなどとは比べ物にならないほど、安定感があります。
ただ、タクトを好む世代にはちょっと大きく肥えたモノかも知れません。
そのちょっとしたマーケットのズレが販売台数の伸びには繋がらなかったと言えます。
希少車とも言えるAF30/31ですが、今回、サイドモール脱着法をやってみたいと思います。
不思議なことに、このテクニカルブログで紹介するのは初めてみたいです。
すっかり存在を忘れておったよーです。

右側のサイドモールを外してみたいと思います。

ステップ脇に留まる#2プラスネジを2本外します。
M5のネジです。

テールに留まる緑◯の#2プラスビスを外す。
次に、フェンダーに共締めされるアンカークリップの赤◯を外します。

アンカークリップの外し方は、真ん中のポッチを押すタイプだ。
押したらフリーになるので、あとはこじって外します。





外すコツは、ツメの形状をよーく確認して、後方に引っ張る力と下に押し下げる力を、だいたい7:3ぐらいの力の割合で外すとイイだろう。

これで離脱しました。
離脱すると、一部電装系パーツなどは丸見えになります。
プラグ交換もしやすくなるのではないでしょうかね。
ではでは。




