古い原付二種が入庫中です。
シグナスX(SE12J)ですが、放置パックでの入庫ですので、ひとまず、エンジンが掛かって暖気運転したら、古いオイルを落とします。
これは必須作業です。
粘度があろうがなかろうが、オイル交換してスッキリリセットさせます。
そんな基本の定期メンテナンスに活かせるオイル交換法をやってみたいと思います。

ヤマハの場合は、オイルポンプと同じカテゴリーで表示されています。
ドレンボルトは、4つのパーツで構成されていることを注意しておきましょう。

立ち位置は、マフラー側ですね。
スタンドの後ろを覗き込みます。

これがオイルドレンボルトです。
ヤマハらしく、大きくフィンが付いたボルトになります。
14mmレンチを用意してください。

ふつーにメガネレンチで回せます。
反時計回りで緩めます。
逆さまになるので、注意して確認しながらやりましょう。

ある程度緩んだら、あとは手回しで一挙にボルトを外します。
すると・・・どぼどぼどぼどぼ・・・
一度たりとキレイにオイル交換ができた試しがない、ヤマハ車のオイル交換です。

オイル溜まりにストレーナー落っことしてますね。
忘れ物をしないようにしっかり確認しましょう。






ドレンボルトの中には切り粉ゴミがわざと溜まるように凹んでいますので、ストレーナーなどと一緒にキレイに掃除して組み付けましょう。
最初は手回しで入れ込み、最後、ぎゅっと増し締めしておきましょう。

オイル補給口は、スイングアーム付け根付近にあります、この灰色のキャップです。
反時計回りで緩みます。

ロングノーズプライヤーを使うと外しやすいです。






このキャップ自体がゲージになっていて、そこにオイル量の記載があります。
900㎥ とありますが、つまり、900cc であり 900ml です。
オイルの場合、ちょっと水のような液体と比重が違うので、立法メートル表記しているのでしょう。
少々少なめで調整するのが大事です。
860ml ぐらいがちょうどイイ感じですけどね。

ちょっと入れ過ぎた感はありますが、先端のゲージで測って適した感じにしてください。
オイルは、この時期だと、5W-30 ぐらいがベストですかね。
ただ、今年は暖冬らしーので、10W-30 でも十分ですね。
ではでは。




