ホンダパル(AF17)って原付スクーターが昔ありました。
メットイン収納を備えた超小型の軽量スクーターであり、いろいろと装備や質は廉価版ではあったモノの、スクーターの原点を感じさせてくれる要素があり、今の肥大した高額スクーターとは別のベクトルで存在しておりました。
しかし、しっかりと50km/hでひた走ることも可能で、小ささゆえの安定感には欠けていたモノの、一定の利用層でもある、お買い物需要であるおばちゃんたちや、下駄代わりにはベストな大きさで使いやすさ抜群でした。
今も、こうした廉価版スクーターが欲しいとは思いますが、スズキのレッツ4やパレット辺りが、そんな使い方になるのかも知れませんが、それにしては高額な気がします。
さて、そんなパルなんですが、キャブがほんとっちっこくて、ちょっと乗らない期間があると、すぐに腐敗詰まりを起こし、エンジン不動になるんです。
キャブはガソリンを一時溜めなくてならず、数ヶ月もすると、その一時溜めたガソリンが腐敗して行き、あげく粘度のあるネバネバしたモノに変化します。
これがキャブ詰まりによるエンジン不動の根本的な原因となります。
そのキャブをキレイに洗浄するのに、まずはエアクリーナーボックスを外す必要性がありますので、今回はその作業を進めてみたいと思います。
この作業ですが、まず前提として、ボディカバーが外れている必要性があります。
これは前回のボディカバーの取り外し方を参考に進めて頂ければと思います。

ボディカバーが外れていることで、エアクリボックスが露出します。

まず真横から見て、クランクケースに留まる8mmネジ2本を外します。

キャブとエアクリボックス側を分けるゴムカバーがありますので、これをちょっとめくります。

すると下部にエアクリダクトをキャブに留める、ホースバンドの#2プラスビスがあるので、これを緩めます。
ビスを完全に外してしまうのではなく、最大に緩める ということでOKです。

緩んだら、エアクリボックス自体を後方に引っ張り、外します。
すぽんって感じで、すんなり外れるはずです。

取れましたね。
これで、次回は、キャブレターの分解ができそうですね。
今回はエアクリボックスをいきなり外しましたが、もちろん、エアフィルターの交換も重要でしょう。

今回割愛しましたが、もし、エアクリーナーを交換する場合は、5本の#2プラスビスを緩め、外してください。
ボックスカバーが外れ、エアエレメントが露出します。
スポンジタイプなので、洗浄でも交換でもOKです。
では、次回はキャブ洗浄でもやってみましょー。
ではでは。




