屋根付きスクーターの元祖と言えば、キャビーナ50/90(AF33/HF06)ですね。
その屋根を外したバージョンが、ブロード50/90です。
スクリーンから上が違うパーツで構成されています。
そこで、今回行うフロントカバー脱着法ですが、ワイパーに関してはキャビーナ専用になりますが、その他の手技は、キャビーナもブロードも一緒となります。
特筆すべきはシートの大きさだ。
この大きな王様シートのおかげで、ロングランでもめっちゃ心地よくライドできる。
ただし、キャビーナの屋根付きスクリーンにしても、ブロードの風防にしても、巻き込み風がすごい入って来るので、ヘルメットを叩かれるように風の影響を受けるのが不快である。
せめて巻き込み防止フィンが付いていると良かったと思う。
画像点数も多いので早速バラしに入ろう。

まず、キャビーナに関しては、このワイパーを外す必要性があります。

ワイパーボルトカバーを起きあげるように跳ね上げます。

すると19mmナットが見えるので、これを反時計回りで緩め外す。
インパクトレンチで「ビュン!」と外してしまうのがイイだろう。






ワイパーメインアームを芯棒から引っこ抜きます。
テーパー状の芯棒にハマっているので、ある程度引っこ抜くのに力は必要だ。

さらにサブアームも外していく。
まずは黒い樹脂カバーを外します。

すると、24mmナットでサブアームが留まっているので、これを外す。






ナットの下にアルミワッシャーが付いているので、順番など忘れないようにしておこう。

これで、サブアームも外れ、完全にワイパーが離脱した。
サブアームの穴は楕円になっているので、装着するべき箇所は決まっているので、確認しておこう。

次に、バックミラー根元のゴムカバーをハンドルインナーカバーから外します。
ちょっとしたゴムのツメがハマっているので、ハマり方をよーく確認して外していこう。

バックミラーゴムカバーを外すと、インナー側と留まる#2プラスビスが留まっている。
これを左右両側、外そう。

フェンダー内側を覗き込むと、進行方向に向かって、#2プラスビスが2本裏から留まっているので、外す。
これで留まっているビス類はもう無い。

ツメの方向を確認すると、上方向に引き上げるように外す。

あとは、ワイパーの芯棒から抜いてしまえば、大きな大きなフロントカバーは外れて行く。


車体側と繋がる、ヘッドライトユニットの3本のコネクターと、ウォッシャータンクと繋がるホースを、ジョイント部で抜きます。

これで離脱しました。

ワイパーシステムとウォッシャータンクが内部の大半を占めていますね。
これは後にジャイロキャノピーにも活かされるシステムになります。

どうでしたか?
思っていたほど難しくは無かったように思いますが、ブロード系だとワイパー外しが無い分、カンタンな部類に入るかも知れませんね。
ちょっととっつきにくいパーツには見えますが、一度挑戦してみて下さい。
ではでは。




