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今回作業するジョグ(SA01J)ですが、かなりレア車です。
平たく言えば不人気車で、出回っておらず、市場にはほとんど見かけませんし、見つけても買う人は居ないんじゃないかな。
もっさりとしたデザインでかっちょ悪いんです。
フロントカバー下方にヘッドライトを配置させた、当時少し流行っていたデザインで、クルーザー系デザインとでも言いましょうかね。
いわゆる、原付二種などの比較的大きなバイクに似合うデザインなんです。
それを、安易に50cc原チャリにマネちゃった感じで、大失敗。
売れない原因を価格だと勘違いし、廉価版のジョグCとゆーモノを出すのですが、これもぜんぜん売れない。
すぐにマイナーチェンジし、型式も変えて、SA04J型として、ヘッドライトをハンドルに持って来て軌道修正しました。
それでも、大きく膨れたデザインは振るわず、リモコンジョグ(SA16J)に引き継ぐことになります。
そんな暗黒時代のジョグと廉価版のジョグCが、今回の題材。
フロントカバーを外すことで、ヘッドライト球の交換も出来ますので、一度やってみたいと思います。
まずは正面の3本の#3プラスネジを外す。
ネジとビスの違いは、タップの切り方が違います。
JIS工業規格のMタップで切ってあるのが、ネジと表現しています。
対する、いわゆる木ビスのよーなねじ込んでいく形状をビスと表現します。
インナー側に回って、肩の部分に、トルクスT25のビスが留まっています。
トルクスはイジり防止が付いていないので、六角レンチの4mm辺りを使っても外れます。
あとはツメだけ。
比較的硬く入ってるのが、脇のツメですが、前方方向にガバっと力を入れて外しましょう。
勇気です、勇気。
一番先端部にフェンダーモールとハマるツメもあるので、注意して外して下さい。
あとは忘れちゃイケないのが、ヘッドライトの3極コネクター。
これを外せば、完璧に取れます。
なかなかメンテナンス領域が広いですよね。
フロントフォークの交換なんかも、ひじょうにやりやすい感じしますね。
このジョグから、Gロックとゆー防犯メインキーが装備されています。
ロックをかけると、後輪がロックされ、キー穴にシャッターが閉まる機能です。
このメインキーシステムが、とにかくデカくて、ゴムカバーが掛かっているところが、そのシステムキーが隠れているわけです。
シートロックケーブルもハンドル廻りに伸びて来ているので、このジョグ辺りから、だんだんと複雑になって来た感じがしますね。
では、今回はこんなところで。
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