今回は、全車種に起こりうるトラブル。
プラグキャップがパッカパカになってしまった時の、プラグキャップ交換法をやってみたいと思います。
このトラブル、環境性によって、だいぶ変わります。
起こりやすい状況もあれば、一生起こらない人も居るでしょう。
やっぱり、比較的海風が吹くエリアは起こりやすいですかね。
原因は、キャップ内の金属ピンの腐食です。
百聞は一見にしかずですね、早速やってみましょう。
個体は、ジョルノ2ストですが、2スト、4スト、関わらず、すべての原付バイクにおいて構造は同じです。
しつこいよーですが、全車種に対応できる、トラブル対処法です。

エンジンが止まった場合、まず確認すべきは、プラグキャップです。
そもそも、キャップが外れている時もありますが、その前兆として、エンジンカバーに対して、こうしてプラグキャップが浮いている時が見受けられます。
これは、もうキャップがパッカパカになり、ギャップを拾った拍子に、プラグから離れてしまい、接触不良を起こしてしまう現象です。

キャップを外してみて、中を覗いてみよう。
すると、緑色のサビみたいなモノが発生しているのがわかるかな?
これは緑錆と言い、電流を通しやすい銅や真鍮部品におけるサビをそう呼びます。
つまり、酸化することにより起こるので、前述したとおり、塩分を含んだ空気が漂っているエリアは、起こりやすいわけです。
横浜横須賀・湘南地域や、江東区・幕張などのベイエリアで使われている個体に多く見受けられます。

キャップの交換方法は、コードから先を交換できる作りになっています。
コードから先を反時計回りで回して行きます。

コードに対して、ビス形状のキャップをねじ込んでいる構造なのです。
中の先端形状を見れば一目瞭然ですね。

新品パーツはこんな感じ。
これを既存コードにねじ込んで装着すれば完了です。
これ、特に純正パーツじゃなくても、NGK製でもぜんぜんOKです。
ネットでカンタンに手に入りますんで。





ゴムの傘などは、既存パーツを使えばOKです。

さっき緑錆が出ていた中身の正解は、こちらです。
真鍮部品に対して、スチールピンが装着されており、抜け防止になっているわけです。
だから、ギュっと差し込めば、ほんとーなら抜けないはずなんです。
パッカパカになって来たら、このキャップが劣化した証拠なので、交換を考えた方がイイでしょう。
ではでは。




