若い頃にバイクを乗り回していて、忘れもしない国一でしたが、イイ感じに60キロぐらい出してクルージングしてると、左側の死角に白バイが忍び寄り、ずーっと並走していたもよう。
どーやら、自分の乗る単車がメーターが上がっていないのに気づかれたようで、証拠取りに並走していたようで、突然、サイレンが鳴り追い越して前付けされ、止まれ的な合図をされました。
ムカー!
メーターが上がらないだけで掴まんのかよ!って、そのときは思いましたが、違反は、整備不良で、当時は、直してから警察署に持って行かないとイケない決まりで、めんどーなことでした。
たしか、その時はその警察官の裁量で、反則金も点数も切られなかった記憶がありました。
厳密にはどちらもあるようですから、わざわざ納税することもないでしょう。
とゆーことで、メーターが上がらなくなったレッツ4の修理案件が出ましたので、レクチャーしてみたいと思います。
レッツ4は、かなりこのスピードメーターケーブル類のパーツ型番が複雑で、レッツ4、レッツ4パレット、レッツ4バスケットとタイプ別が3種類あり、さらに、型式別でも、メーターケーブルが違います。
今回の個体は、CA46A型 で最終型になります。
パーツリスト上では、CA45A と CA46A に関しては、同じメーターケーブル型番になっています。

もし、お乗りのレッツ4が、CA41A の場合は、パーツ品番がまったく違うモノになるので、形状が違いますので、上記パーツでは合いませんので注意してくださいね。
あくまでご自身の車体番号でパーツ番号を引っ張り出しましょう。
また、この作業は、フロントカバー と ヘッドライトアッパーカバー がすでに外れている前提でスタートします。
過去記事に参考にしてください。

まず、メーターケーブルのライニング側の付け根を見ると、ここ、なんか怪しい曲がり方をしているのがわかりますね。
これは確実に中のワイヤーが切れていますね。
だいぶ、中で変な状態になっっているのがわかります。

根元に留まる#2プラスネジを外します。
完全に外さなくても、これぐらい緩めておくだけでも大丈夫です。

ここは力で引っこ抜きます。

取れました。
ワイヤーの一部が露出していますね。

ちょっと引っこ抜いてみると、あらら・・・やっぱりかなり手前で切れているようです。
しかも、切れた本体側がもうほとんど、こんがらがっちゃってるみたい。

メーターケーブルを外すべく、メーター側でケーブル本体を外します。

ある程度固く締まっているはずなので、14mmラチェットを使って反時計回りで緩めます。
緩んだら、あとは手回しで外します。

引っこ抜きます。

ワイヤーが落っこちてしまいましたが、本来ケーブルワイヤーが見えるはずです。

まず、首の根元でバンドでしまっているのがわかりますね。
このバンドを緩めます。

これですんなり通せますね。

フレームを通して落とします。

ステムの部分で、束ねアングルで留まっていますので、ある程度力を使って広げておきます。

ゴムカバーがあるので、ここは強引に引いて落としましょう。

はい、これですべてかわしましたね。
ケーブルを引っこ抜くのって、意外とめんどーなんですよね。

古いケーブルは捨ててしまって、同じ要領で新品ケーブルを通して完了です。





ホイールを勢いよく回して、すぐにメーターを見ます。
メーターが上がって来ていれば、完了です。
もし、この作業を行ってもメーターが上がらない場合は、ライニングの中のメーターギアが故障している可能性があります。
これは、また特殊な作業なので、機会を見てやってみたいと思います。
ではでは。




