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【マニュアル】5万kmが交換時期か!?ビジネスで活躍のギア4スト(UA07J・UA08J)の燃料ポンプ交換法 5/5 (1)

ギア4の燃料ポンプ脱着法
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ギア4ストは、いろんな仕事で使われています。

ガッチャでも、業務保守契約を行っている営業所さんも数軒あり、その酷使具合はハンパではありません。

その中の車両でちょうど5万kmぐらい走ると、不具合が出て来る燃料ポンプ異常があります。

ガソリンを吸い上げなくなってしまうんですよね~

放置したヤマハ車には特に多い事例なんですが、毎日使うような配達系バイクでも、やっぱりなったしまうようです。

ただ、5万kmでやっとこさ出る故障であれば、許せますよね。

許せるけど、他のサスペンションやエンジン圧縮、ベアリング、ブッシュ類が当然、へたって来ているので、経営者にとっては交換コストは悩ましい部分ですよね~

そこで、そんな時の社内整備に使える燃料ポンプ交換法をちょっとやってみたいと思います。

燃料ポンプは消耗品ではありません。

なので、メーカー部品代も安くはなく、新品交換する場合は、3万円~は覚悟が要ります。

ただし、これはバイク屋に頼む場合の話し。

これを自身でDIY交換すればパーツ代のみで済むので、ランニングコストも助かるというわけですね。

まず、パーツリストを確認してみましょー。

UA07J・UA08Jパーツリスト
UA07J・UA08Jパーツリスト

今回の個体は、UA08J ですが、UA07J も同様の作業手順となります。

燃料ポンプ(10B-E3907-20もまったく同じモノです。

しかし、下 UA06J に関してはまったく違うモノとなりますので、注意が必要です。

UA06Jパーツリスト
UA06Jパーツリスト

さて、まずは、シートオープンですね。

ギア4の燃料ポンプ脱着法
ギア4の燃料ポンプ脱着法

燃料キャップを開けます。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

タンクのゴムカバーを取り外します。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

ドレンホースが繋がっているはずなので、ぺろんとめくる程度で大丈夫です。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

これが燃料ポンプになりますので、燃料ポンプ自体のコネクターとフューエルセンサーのコネクターを取り外します。

ツメを押して引くと外れます。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

外れにくい場合はラスペネを拭いてやってみましょう。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

次に噴射ホースです。

メーカーパーツ正式名称は、ホース、フューエル とわけのわからん名称ですね。

噴射ホースコネクターの抜け防止カバー、乳白色の樹脂カバーをツメを意識して取り外します。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

両側にツメが引っ掛かってるので、これを握りながら引っこ抜きます。

多少握力は要りますが、絶対工具などは使わないよーに。

もし、ツメが折れたらお終いなので。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

ただ、このツメ、劣化が進むと絶対折れるだろーね。

この時に多少ガソリンが漏れますので注意してくださいね。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

4箇所3.5mm六角レンチを使い、反時計回りで緩め、外します。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

意外と短いネジなので、ちっこいこともあるのでなくさないように。

ギア4の燃料ポンプ脱着法
ギア4の燃料ポンプ脱着法

あとはポンプアセンブリを引き上げます。

当然、ガソリンがじゃばじゃばと出ますので細心の注意を払って作業してください。

鉄工具を使っていてちょっとした静電気で引火して大火傷を負った同業者を知っていますんで。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

ポンプアセンブリには、ゴムパッキンが付いており、密着性を保つため、タンク表面との接点が大切です。

こうしてボロキレを使って表面をキレイにしておきましょう。

ギア4の燃料ポンプ脱着法

はい、これで完了です。

あとは新品のポンプをセットするだけです。

ゴムパッキンは交換しろ とメーカーは推奨していますが、二次使用、ぜんぜんOKです。

ほとんど劣化しないゴムパッキンですから。

今回、ガソリンがたんまり入ってる状態でやってしまいましたが、一度、ガソリンをポンプで抜いて空にしてやるのがベストです。

ちょっとそれがめんどーなのでサボってしまいましたが、これを見ている良い子はマネしないでね。

ではでは。

今回の記事はどーでした?

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